
悩みを持つ子どもや保護者に一人じゃないよと伝えたい
私が勤務する「せとっ子ファミリー交流館」では、0~18歳の子どもと保護者を対象に、遊びの場の提供やイベントの企画運営などを行っています。学校や保育園とは違い、いつでも利用できる場所なので、子どもたちの顔と名前をできるだけおぼえて、「また来たい」と思ってもらえる環境や関係性づくりを大切にしています。不登校の子どもたちや外国人の保護者の方々など、来館者の立場や抱える課題は多岐にわたるので、精一杯寄り添い、必要に応じて担当の行政や専門機関へとつなげます。来館者が笑顔で帰る姿を見るのは何よりうれしく、その背中に「一人じゃないよ」とエールを送っています。
現場で活かせる実践力を身につけることができました。保育活動を発表する授業では、学生が保育者役と子ども役の両方を体験することで、両者の視点を学べ、指導案や遊びを考える授業では、一人ひとりのアイデアを全員で共有し、保育計画や遊びのバリエーションが広がりました。また「子どもケアセンター」での託児ボランティアや、実習前後の指導では、現場で通用する保育のスキルはもちろん、保護者の方々とのかかわり方や、子どもをお預かりする立場としての責任の大きさまで学ぶことができました。小学校教諭一種免許状も取得したので、小学生の発達や心理についても在学中に理解でき、それらすべてが今の仕事の土台になっています。

何気ない会話のなかで、悩みを話してくれることも
せとっ子ファミリー交流館は、子育て支援センターと児童館からなる瀬戸市の施設です。乳幼児の親子が対象の「育児サロン」、小中高生対象の「児童室」などがあり、集会室では遊びのイベントや保護者向けの育児講座などを企画運営しています。大学時代は、保育士の仕事場は保育園または幼稚園だと思っていたので、配属された時は少し驚きましたが、毎日違う親子が来館され、少しずつ信頼関係を築いていく過程には、クラス担任を受け持つ保育園などとはまた違った楽しさがあります。行政や地域社会との連携も密で、悩みや困り事の相談・解決から商店街とコラボしたお祭りの開催まで、地域全体で子どもと保護者をサポートしています。

児童一人ひとりに気を配り、常に笑顔を心掛けています

せとっ子ファミリー交流館 勤務/ヒューマンケア学部 子どもケア学科 幼児保育専攻/2020年3月卒/子どもの頃から年の離れた妹や従妹の面倒を見る機会が多く、自然と保育者をめざしたという鈴木さん。大学時代は遊びを研究するゼミナールに所属。さまざまな遊びを考案し、実際に遊んでみながら保育者としての引き出しを増やした。大学4年次に瀬戸市の保育園で現場実習を行った際、保育士の方が子どもにも鈴木さんにもとても優しく接してくれ、保育士同士の関係性や職場の雰囲気もよかったことから瀬戸市への就職を志望。大学の就活合宿やキャリアサポートセンターのサポートを受け、夢を叶えた。
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