現在、介護職員として高齢の利用者様の食事、排せつ、移動、入浴の介助等、生活の支援を行っています。就職後感じたのは、この仕事には豊富な知識が不可欠だということ。実際、介護福祉士の資格取得を目指し勉強する中で学んだ専門的な知識と根拠に基づいた介助方法のお陰で、自信を持って介助ができるようになりました。また、後輩の指導においても、身に付けた知識や根拠を正確に伝えることができ、わかりやすく教えられたと実感しています。介護計画を立案するようになると、介護の知識だけでなく医療や社会保険、栄養の知識を学ぶことや、利用者様本人とご家族、看護師、相談員との情報共有が大切と実感しています。
授業の一環で夏に近隣の特別養護老人ホームで、レクリエーションを行ったことが印象に残っています。学生たちで、どんなレクをやるのか企画から考え準備、開催まで行うことができました。「利用者様が生きてきた時代背景や体の状態を踏まえて楽しめるレクを提供できるといいね」という大学の先生のアドバイスをもとに考えたのは、切り絵を貼って作るオリジナルうちわです。大変喜んでいただいたのはいい思い出です。このような学生時代の実習は、今の仕事に大きく影響し、勤務先の施設でレクリエーション、行事、季節の壁飾りなどを実施するのが楽しみになっています。何をすれば利用者様が喜んでいただけるかを考えているとワクワクしますね。
今後は、レクリエーションの知識をさらに深めていくことや、中堅の立場になったので後輩や実習生の指導に必要な知識も深めていきたいです。また現在、介護福祉士ファーストステップ研修を受講中で、介護福祉士としてより専門的な知識を学んでいます。業務経験を積み、認定介護福祉士を目指したいと思っています。
特別養護老人ホーム 新横浜さわやか苑勤務/人間福祉学部 社会福祉学科 介護福祉専攻 卒/2013年卒