入社して2年が経ち、現在は主に車検業務をメインとして、点検作業や部品交換等の一般整備など、少しずつ仕事の幅も広がってきています。ある時、お客様の車でパワーウィンドウが動かない事例があった時に学生時代に学んだことを思い出し、配線図を調べて対応できたことがあり、国家一級整備士を取得することで得た知識や経験が大いに活かされていると感じていますし、先輩に教わりながら、今までやったことのないことが一人でできるようになった時に達成感、成長を実感しています。
在学中は基本的なことを正確にできるように、日々取り組んできました。3年次から一級の内容になり、内容も難しくなりましたが、車の正常な状態をよく観察して、異常が起きた時にどのような症状や電圧がでるか、外部診断機やオシロスコープを使用した故障原因の探究などは特に力を入れて学びました。4年次には車両の分解、組み立てを一人で取り組む実習を行いましたが、先生からは「よく構造を見て、理解してやること」を常に言われていたので、考えて、効率良く作業することが身についたと思います。先生方はわからないところをわかるまで教えてくれるので、安心して学ぶことができました。
現在の業務に加え、故障診断やミッション交換などの重整備など、多くの作業をこなせるように経験値を上げていきたいです。また、日産の社内資格制度である日産 TS1級や HITEQ マスターといった上級資格に向けても、在学中に学んで取得した国家一級整備士資格の知識が大いに活かされるため、難関ですがチャレンジしていきたいと思います。
群馬日産自動車(株) Kit-R 太田 勤務/一級自動車整備学科 一級自動車整備士コース/2022 年3月卒/群馬県立太田工業高等学校出身の小林さん。幼少期から整備士への憧れがあり、今後の EV 化を見据えて高校では電気科で電気の知識を習得。太田自動車大学校は少人数制で、国家試験の合格実績を見て入学を決めたという。「放課後に自分の車(MR2)でタイヤやオイル、ベルトの交換などの作業を行って覚えたこともたくさんあり、仕事にも役に立っています。これから学ぶ皆さんにも、たくさん自分の車に触れて欲しいですね!」