51ehlaagihl
本屋がなくなったら、困るじゃないか 11時間ぐびぐび会議
ブックオカ/編

福岡を本の街にする大作戦

本屋さんと出版社は考えた。本が売れないと嘆く前に、もっと自分たちにできることがあるんじゃないか? だからみんなで集まって11時間かけて話し合った。業界の裏の裏の話まで、話は尽きない。そして、出てきた構想は熱くてシンプルだった。九州から続々と元気な本屋さんが生まれてくる、そのリアルな現場の熱気を感じてほしい。

「本屋さんの物語」の他の本

本屋は文化と芸術の始まりの場所
世界の夢の本屋さんに聞いた素敵な話
古本屋は思ったより難しい
ぼくは本屋のおやじさん

関連する学問

このテーマの他のインデックス

144読んでなくても大丈夫

美術界の巨匠は読書嫌い!?

日本美術界の巨匠・横尾忠則は本嫌いだ。そんな横尾に、物好きな編集者が書評を依頼した。横尾は重い腰を上げ、そこから8年、朝日新聞に書評を書き続けた。あいかわらず読書は好きじゃないけれど、読んだ本の何かが作品や人生につながっていると言う。133冊の書評から、横尾忠則の頭の中を覗いてほしい。

145こんな読み方だってある

ぐずぐず読めば見えてくる

短編小説を11年かけて読む。著者が決めたことは「なかなか読み出さないこと」と「できるだけ長い間読み続けること」。本書では、最初に横光利一の『機械』を読み始めるのだが、タイトルだけを見て、あれこれと考える。機械について、人間について、読んでいないのに思索する。だから先に進まない。でも、この脱線や妄想や飛躍や誤読こそ、大事なのだ。読むことではなく、考えることを問い直す。ゆっくりぐずぐず読んでほしい。

146いまのうちに読書術

文豪の書斎へようこそ

優れた読書家でもあったドイツの作家ヘッセが読書の方法を公開した。ヘッセは静かに語り始める。どのように本と付き合うか、何を読めばいいのか、本が持つ魔力とは何か。友達の話を注意深く聞くように本を読めば、本はその人のものとなり、喜びにも慰めにもなる。ちょっと背伸びをして、ヘッセの語りに耳を傾けてほしい。

147本のまわりの仕事

編集者は本をつくるだけじゃない

本の編集、雑誌の編集、マンガの編集・・・編集者は地味で本をつくることばかり考えている? そうではないと、著者は言う。編集とは「メディアを活用して状況を変化させるチカラ」だと定義する。本だけではなく、お店や人やアートも使って、人や街を変化させる。だから、編集者の仕事は「魔法」のようなものだ。新しい仕事を生み出す著者の仕事術も要注目。

148やっぱり、本が好き

読んでいる人を見るのは心地いい

モノクロームの写真は、本の世界に身を投じている人々の時間を切り取る。庭先で、街角で、木陰で、教室で。ひなたぼっこしながら、友達と並んで、時にかたくるしく、時にリラックスして・・・。見えないはずの読み手の頭の中まで写す写真集。読む時間を体験してほしい。