現在、京都の樫原保育園で2歳児クラスの担任をしています。保育園では、歌を歌ったり、体操をしたり、絵本を読んだりしますが、それらの活動の中で子どもたちがルールを覚えたり、友だちとの関係づくりなどを自然に学べるようにしています。毎日少しずつ成長する子どもたちを近くで見守ることができるこの仕事には、やりがいや喜びがたくさん!特に子どもが駆け寄ってきて「先生、大好き!」と言ってくれるときには、何よりの幸せを感じます。また、保護者の方からも「先生が担任になってくれてよかった」と言っていただけることもあり、その度に改めて仕事のやりがいや喜びを実感しています。
中学の頃から京都女子大学で保育を学びたいと思い、大学進学を見据えて京都女子高等学校に入学しました。大学時代の一番の思い出は合唱団に入団したこと。元々歌うことは好きでしたが、そこで仲間と歌う楽しさを知りました。今でも歌の時間は大事にしていて、子どもたちが歌を好きになってくれるよう、楽しく歌うことを心がけています。また卒業論文では、実際に幼稚園で調査を行い、『保育者の声が子どもに与える影響』というテーマの研究に取り組みました。その結果は今の仕事にも生かされていて、子どもたちが楽しい気持ちで過ごせるよう、明るい声で話すことを常に意識するようになりました。
今の目標は、子どもの気持ちに寄り添った保育をすること。初めての保育実習では子どもとの信頼関係を築く難しさを実感し、子どもの気持ちを理解する力が必要な保育士の仕事が私に務まるのかと不安になったこともありましたが、挑戦もせずに諦めたくないと思い、この道に進みました。今では本当に毎日が楽しく、諦めずに続けて良かったと感じています。この仕事は子どもたちから学ぶことも多く、面白い形の雲や、キレイな花が咲く様子など、普段では見過ごしてしまうような身近な景色に感動する喜びなど、たくさんのことを教わりました。これからも子どもたちと共に、私自身も成長していきたいと思っています。
樫原保育園勤務/発達教育学部/2歳下の妹を可愛がっているうちに、赤ちゃんや小さな子どもが大好きになり、小学生の頃には「将来は保育士になる!」と思うようになったというIさん。まず自分自身が心から楽しみ、そこに子どもたちを引き込んで一緒に楽しめる保育をめざし、日々子どもたちと向き合っている。「いつもキラキラしてかっこいい職場の先輩が、保育の仕事が天職だと言い切る姿に感動!頑張っているからこそ言える言葉だと感じ、とても励まされました。私もその先輩を見習って、今以上に頑張っていきたいです」。