仕事のやりがいは、何と言っても子どもの成長、“できた!”という場面に触れられることです。私が勤務するぎんがむら保育園の特徴は“ゆるやかな担当制”であることです。小規模保育園なので、0~2歳児の18名の育ちを、全職員で見守っています。子ども一人ひとりの成長を、子ども本人とその保護者、そして全職員で共有し喜び合っています。昨日できなかったことが今日、今、できるようになった嬉しそうな子どもの顔がとても輝いていています。
元々子どもと接することが好きで、子どもの育ちに関わる仕事をしたいと思っていました。ただ、調べてみると多様な仕事があるためその中でも迷っていて、“保育者の仕事をする”と決めたのは高校生のときです。私が通っていた高校の市では、職業体験を実施しており、希望すると夏休みに市内の保育園で1週間の保育体験ができました。私はそれに参加したことで、子どもたちの成長の場面を目の当たりにし、仕事の意義や、やりがいを実感できたため、保育者になる意思を固めました。
在学中、本当に多くのことを学びましたが、私がいちばん大切にしたことはコミュニケーションです。人は十人十色、考え方がそれぞれです。キャンパスライフを楽しむために学校では気の合う仲間と多くを一緒に過ごしましたが、グループワークなどでは普段はあまり接していない人とも積極的に関わり、会話をするように心掛けました。実際の保育現場でも、私が関わる子ども、保護者も個性があり十人十色です。「そういう考え方もあるんだな」「どのように伝えたらわかりやすいかな」と、目の前にいる一人ひとりのことを考え、対応できるようになったのは、やはりおだたんで人と人とのコミュニケーションを重視して学んだ成果だと感じています。
ぎんがむら保育園 勤務/保育学科 卒/2019年卒