新郎新婦と打ち合わせを行い、会場のイメージやブーケの好みなどをうかがって、フラワーデザインや装飾をするのが私たちの仕事。約2か月かけて準備を行い、花材の発注や制作を経て当日のセッティングへと進みます。繁忙期には3会場で7組のお式を担当することも。体力的にも大変な仕事ですが、お客様のイメージを実際に形にできた時は達成感がありますし、当日の新郎新婦の笑顔を見ると、お2人にとって大切な1日にたずさわれたことに喜びを感じます。結婚式はゲストの方々にとっても思い出に残るもの。そんな特別な日をお花でサポートできるのがこの仕事の魅力です。
人を笑顔にできる仕事に就くのが子どもの頃からの夢でした。中でも結婚式は最高のシーンなので、一時はウエディングプランナーも気になっていました。お花にシフトしたのは高校生の時。授業でフラワーアレンジメントを体験したことで、花を使ってものづくりをする楽しさに目覚め、結婚式とお花の組み合わせが私にとってベストという結論に至りました。今でもブーケや装花を作るのは本当に楽しく、打ち合わせでお客様とお話しするのも大好き。制作と接客のどちらにも興味がある方にはぜひおすすめしたい仕事です。
在学中はお花だけでなく、園芸や造園など植物に関わる基礎知識を幅広く学びました。実際に働き始めると、ブライダルにあまり関係ないと思っていたことが役に立つケースが多く、どんな知識や経験も無駄になることはないと実感しています。フラワーデザインの授業では、コースのみんなで模擬の結婚式場をデザイン・装飾したのが一番の思い出。生徒から新郎新婦役を立てて、ドレスなどの衣装に合わせてデザインを決めるのですが、私は新婦役として振袖を着て参加することができました。めったにできない経験ですし、現在の仕事にもすごく役立っています。
株式会社リベルテ ウエディング事業部(五反田)/フラワーデザインコース(2019年4月 フラワーコーディネートコースに名称変更)/2019年3月卒/埼玉県出身。総合高校で農業系の科目を選択し、園芸やフラワーアレンジに興味を持つ。先生の勧めでテクノ・ホルティ園芸専門学校に進学。子どもの頃からの「結婚式に携わる仕事がしたい!」という夢をフラワーデザインという分野で叶えた。