私は今、ホテルのショップやレストランに陳列するケーキやパイなどのお菓子作りを担当しています。多い時には一日3000ピースものケーキを作る職場で、主に仕込みや仕上げを任されています。また調理場だけでなく、レストランでランチバイキングを楽しむお客様に各種ケーキの説明を行うことも業務のひとつです。調理師として働き始めて、改めて魅力に感じていることは、調理技術を修得していくことの面白さ。今はケーキの土台に生クリームを均一に塗っていく“ナッペ”という技術の修得に挑戦中ですが、まだまだ身に付けたい技術はたくさんあります。これからも高い技術を持った先輩達を目標に、スキルアップを続けていきたいと思っています。
優しい先生と本音で話せる友達、アットホームな環境で学んだHANAでの2年間は、私の一生の宝物です。中でも思い出がたくさん詰まっているのは、西洋料理・日本料理・中国料理・製菓と幅広い分野を体験できた調理実習の授業。アジの三枚おろしや大根の桂剥きといった初歩的な技術でも身に付ける度にみんなで喜び、人参のシャトー剥きという高度な技術課題を達成した時には、料理の面白さに惹きこまれていきました。授業が終わると、友達と遊んだり、部活動を楽しみました。社会人になった今も友達との付き合いは深まる一方。かけがえのない友達と出会えたことにも、HANAには感謝しています。
「料理が好き」や「食べることが好き」といった気持ちがあれば十分だと思います。HANAは、包丁の握り方などの基本中の基本から丁寧に指導してくれるので安心してください。さらに就職面でも豊富な実績がありますから、調理師を目指す方には心強いはず。履歴書の記入方法や面接対策はもちろん、実技試験対策も個別に親身になって対応してくれます。私が今こうして第一希望の会社で働けているのも、実技課題となったアメリカンクラブハウスサンドの練習に、何度も何度も放課後付き合ってくださった先生方のおかげです。最後に私なりのアドバイスですが、学校でも会社でも、自分に合った雰囲気の環境を選ぶことがオススメです!
ヒルトン東京ベイ勤務/調理テクニカル科 西洋料理コース/2009年3月卒/「漠然と大学に進むよりも、手に職をつけたい」と、高校時代の進路選択は迷うことなく専門学校へ。“アットホームな環境”で成長したいという思いから、専門学校はHANAを選び、就職先はヒルトン東京ベイを希望。「今は任される業務を確実に行い、その上で新しい技術をどんどん身に付けていきたい」と話す斉藤さんは、職場の誰よりも早く出社し業務を行う頑張り屋さんだ。現在の部署で一人前になるには3年を要するということだが、近い将来、斉藤さんが、後輩から慕われ、かつ目標とされるような調理師となっていることは疑う余地がないだろう。