自分が成長できる環境を求めて就職を決めた『GARDEN』。休日には90名以上のお客様が来てくださるこのサロンは、期待通り数多くの刺激を僕に与えてくれます。入社以来、技術ごとの試験を着実にクリアし、現在はアシスタントとして、ブローやドライ、シャンプー、カラーを担当。次はいよいよカットへの挑戦が始まります。常にスタイリストの未来を見据えて勉強を続けていますし、その舞台に立つからには日本の初月売り上げの新記録を打ち立ててみたい。そして優れた美容技術者の証である「KAMI CHARISMA」に、少しでも早く選ばれることが目標なんです。高みをめざしているからこそ、1日1日の行動を大切に思える毎日です。
この仕事に就いて嬉しかったのは、先輩スタイリストのお客様がアシスタントの僕の名前も覚えてくださること。中にはSNSを通してお礼のメッセージを送ってくださる方もいます。そんなお客様に少しでも満足して帰っていただきたいからこそ、“いい技術”より“いい接客”を重視しています。美容師は仕事の速さも求められますが、急ぎ過ぎると接客にもムラが出てくるもの。そこでカラー剤をつくるスピードを速めるなど、“お客様と関わらない時間”の短縮を心掛けています。そうした小さな気遣いの積み重ねが、お客様の満足につながり、サロンの評価にもつながる。技術を磨くだけがいい美容師ではないことを、プロになって改めて感じています。
軽い気持ちで参加したにもかかわらず、入学して初めてのコンテストで運よく入賞。そこから僕の学校生活は一変しました。あの達成感を味わいたいと早朝や放課後の練習に通い、常に結果を求めるように。中でも貴重な経験となったのは、サスーン留学への挑戦です。一次選考をクリアした僕は、二次選考も必ず通ると確信。そう思える努力をしてきたつもりでしたが結果は落選でした。“どんなに頑張ってもまだやれることがあるんだ”。当時、芽生えた熱い気持ちが今も僕の原点になっています。また、カットやブローの技術、接客時の心配りなど、学生時代に学んだすべてが就職後の僕を支えてくれるものばかり。あの2年間には感謝しかありません。
『GARDEN omotesando』 勤務/美容学科 卒/2020年卒/中村さんが美容師を志したのは高校2年生の時。「自分の進路を考える中で、最初に浮かんだのが美容の道でした」。地元の先輩の薦めでKANBIを見学し、学校の雰囲気と自分の感性が一致していることを直感。入学後も充実した学生生活を過ごした。「努力する学生が多い学校ですが、何にでも挑戦できるし、遊ぶ時はとことん遊ぶ。自由でメリハリある校風が好きでした」。競い合い、支え合った当時の同級生とは東京に出た今も情報交換を続ける仲。それぞれの活躍に刺激を受けながら、SNSの作品発信にも力を入れている。「1,000人程度だったフォロワーも今は6,000人に。年内に10,000人を越えたいですね」。