介護老人保健施設で、支援相談員として働いています。元々は介護福祉士として主に介護業務を行っていましたが、現在は利用者様の入所の相談や調整、施設の事務作業を中心に仕事をしています。施設とご家族様、施設と地域、施設と病院を繋ぐ大切な役割として、さまざまな業務を任されています。各所との連携や調整に苦労することも多々ありますが、利用者様への支援が実を結び在宅復帰に繋がった時には、この仕事のやりがいを強く感じます。
介護の道をめざすきっかけになったのは、中学校の職場体験です。当時、特にやりたい仕事やめざしたいことはなかったのですが、体験先で訪れたデイサービスで利用者の方々と接し、その交流がとても楽しいと感じました。思い返せば、自分の曾祖母が「お茶っこ飲むか?」と声をかけてくれて、お茶を飲みながら曾祖母が昔話をするのを聞いているのが好きでした。幼い頃から好きだったことが気づけば目標に変わり、今こうして介護の現場で仕事をしています。これからもどんどん知識を増やし、業務の幅を広げて、ケアマネジャーの資格取得をめざしたいと思っています。
介護職員は、利用者様と接していく中で相手の身体を支えたり、時には抱えたりすることがあります。専門学校で基礎として学ぶボディメカニクスは、現場で働いている時にもとても大切だと感じます。また、利用者様と目線を合わせて話を聴く、話す、といった基本的な応対も引き続き大切にしています。こうした基本的なことが今でもきちんと身についているのは、一人ひとりをしっかりと見て指導してくださった介護福祉学科の先生方のおかげだと思っています。学校を選ぶうえで、教えてくれる先生はとても重要です。ぜひオープンキャンパスなどで実際に話を聞いてみてください。
医療法人社団 幸和会 介護老人保健施設恵愛ホーム 勤務/介護福祉学科 卒/2015年卒