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ナレーターのキャリアパス

ナレーターのキャリアパス

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ナレーターの仕事はほとんどが委託業務のため、事務所に所属しているかどうかは業務の遂行には直接は関係ありません。しかし、どのような仕事ができるかは所属事務所によって変わってきます。そのため、さまざまな事務所を転々とするナレーターや、自分の名前で勝負できるようになればフリーになる方もいます。

ナレーター以外の人がナレーションをすることが増えてきた

近年、ナレーションは「ナレーター」として専門の職業についている人以外にも、さまざまなジャンルの人が担当する機会が増えています。元々はアナウンサーが担当していたナレーションを、ナレーションをする人=ナレーターといって特化していった経緯もありますが、近年では声優やラジオパーソナリティ、さらには俳優や芸人、スポーツ選手などもナレーションをおこなっているのを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ナレーター以外がナレーションをすることが増えてきた背景には、情報を伝えるための滑舌や発音などの技術的なことよりも、個性を生かした表現で情報を伝えることにスポットが当たっているからということが考えられます。そのため、極端にいえば話すことさえできれば誰でもナレーションができてしまうということでもあります。もしもナレーター一本で食べていきたいと考えている人は、他のバラエティー豊かな個性をしのぐほどの、高いスキルや表現力がなければその中で勝ち抜くことが難しくなっています。

所属先により仕事のチャンスがつかめるかどうか変わることも

フリーとしてナレーターになる場合でも、事務所所属のナレーターになる場合でも、ナレーターはほとんどが個人事業主となります。そのため、たとえ事務所に所属している場合でも給料制ではなく「業務委託」となります。「業務委託」とは、仕事の案件ごとに契約を結ぶことで、会社員のように常に安定して仕事がもらえると保証されているわけではありません。その都度自分の実績をもとに「業務委託」を結ぶかどうかジャッジされるため、キャリアを積んだベテランであれば別ですが、無名の新人がフリーでテレビ番組などのナレーションのチャンスをつかむことは難しいといえるでしょう。
そのためには、事務所任せにすることなく、自分で目標を決めて日々コツコツと技術を磨くことと、仕事獲得のための営業努力、どちらも自分でマネージメントすることが重要だといわれています。日々の鍛練と、一つひとつの仕事が次に繋がるように努力しつつ、事務所や現場の方々とのコミュニケーションを深めることが大切です。
とはいえ、所属事務所が放送局やラジオ局、制作会社等に対し営業力があれば、オーディションの情報をたくさん得ることができますし、ときには合格しやすくなることもあります。自分の実力を最大限発揮することができるよう、事務所を移籍したり、フリーになったりと、その時々で所属先を変えていくナレーターは多くいます。

取材協力

野﨑 千華(ナレーター/フリーアナウンサー)

元南日本放送アナウンサー。放送局退社後、養成所を経てナレーター、フリーアナウンサーとして活動。声優事務所やナレーター事務所に所属し、テレビ番組やCMナレーション、情報番組では生ナレーションにも携わる。2018年よりフリーランスで活動中。

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