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ドッグトレーナーが登場するマンガやドラマ

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ラブラドール・レトリーバーの盲導犬、クイールの生涯を描いた『盲導犬クイールの一生』を映画化したのが『クイール』です。一匹の子犬が産まれ、出会いと別れを繰り返していくうちに、立派な盲導犬に育っていきます。また、あるドッグトレーナーが一番泣いたという『南極物語』についても紹介します。

映画『クイール』

実在したラブラドール・レトリーバーの盲導犬、クイールの生涯を写真集にした『盲導犬クイールの一生』を映画化したのが『クイール』です。ドラマ化もされました。
ある一匹の子犬が産まれ、飼い主の強い希望から盲導犬候補として歩むことになります。からだに鳥の羽を広げたようなブチ模様があることから、鳥の羽の意味をもつ「quill(クイール)」と名付けられました。パピーウォーカー(盲導犬候補の子犬を育てるボランティア)の家に預けられ、人間が大好きな犬に成長してから、盲導犬としての訓練が始まります。素直でのんびり屋のクイールはドッグトレーナーをてこずらせますが、立派な盲導犬に育ちます。やがて、目の不自由な人のパートナーとして、共同訓練をおこなううちにお互いが欠かせない大切なパートナーとなり、充実した生活を過ごしていきました。パートナーが倒れたことで、クイールは盲導犬のPR犬として活躍します。11歳で引退し、パピーウォーカーの家へ戻り、その生涯を終えるのです。
どこに行っても優しい人に囲まれたクイール。素直なクイールが常にじっと見つめているのは、世話をしてくれるパピーウォーカーであり、訓練をするドッグトレーナーであり、目の見えないパートナーです。この映画は、どんなときも犬と人間は最良の友だちであることを見せてくれます。古代ローマの時代に火山の噴火により埋もれてしまった都市ポンペイの壁画に盲導犬が描かれているなど、盲導犬の歴史についても触れられています。
訓練をするドッグトレーナーはクイールをほめて育てていきます。クイールの尻尾が揺れていることからも、訓練が楽しいと思っていることがよくわかります。犬は人間よりも寿命が短いので先に天国へ逝ってしまいます。その命をどれだけ大切にし、一緒に過ごすことができるのか。この映画を通して、ドッグトレーナーの犬と人間とのかかわり方を考えてみてください。

映画『南極物語』

実話に基づく映画で、南極観測隊が悪天候のためやむを得ず15匹の樺太犬を置き去りにしたものの、1年後に戻ったところ2匹の兄弟犬のタロ・ジロが生き残っていたという感動作です。高倉健主演で大ヒットしました。
映画に登場する訓練士はむちを使ってしつけをしますが、犬を思ってのことであり、犬を置いていくなら自分を一緒にと願い出る場面や、犬を置き去りにした罪悪感で苦悩する姿が描かれています。再開した際に、タロ・ジロが野生化しているのではないかという恐れがあったようですが、犬は隊員の顔を覚えていました。犬たちを大切に思う気持ちと、任務を遂行するためにあきらめなければならない辛さはどれほどのことか、ぜひ考えてみてほしい作品です。あるドッグトレーナーは犬の気持ちがわかるので、号泣したそうです。今までで一番泣いた映画かもしれないと話していました。

映画のモデルとなった訓練士、映画に出演する犬を訓練した訓練士

『クイール』に登場する盲導犬訓練士のモデルとなった人は実在の盲導犬訓練士です。イヌ語を話すと言われるほど自在に犬を操ると言われていますが、実際にはイヌ語を話すのではなく、犬にわかるように意思を伝えるのだそうです。そのために、犬をよく観察することが大切だと言います。耳や尻尾の動きや位置、顔の表情、全体の雰囲気などから分析して、できることからさせていくのだそうです。
また『クイール』『南極物語』の両方の映画でドッグトレーナーとしてかかわった人は、警察犬訓練士からスタートしたそうです。犬が楽しんでいるように訓練するのが基本だということでした。

取材協力

谷野孝光

『人と犬、両方の幸せを!』をモットーに、飼い主の耳の痛いことを言い続けて20数年。犬との共生社会の実現に向けて、犬数千頭とその飼い主に触れてきたドックトレーナーです。生涯飼育のお手伝いをするべく犬の幼稚園、保育園、美容院、ホテルを営み、社会に貢献することを目指しています。

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