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キャリアカウンセラーに求められる人物は?適性を知る

キャリアカウンセラーに求められる人物は?適性を知る

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キャリアカウンセラーは、人対人の仕事。「人」に対する想いが強くなくては務まりません。「人は人、自分は自分」ではなく、人のために動き、人の心の深いところまで触れられるかが問われます。
一方、1対1でとことん向き合ったとしても、最終的な結論を出すのは相談者本人であり、そこにキャリアカウンセラー自身の主観的な感情を交えてはいけません。特別な感情移入は冷静な判断を妨げるため、「傾聴」をはじめきちんとしたカウンセリングスキルも求められます。
キャリアコンサルタント国家資格には5年ごとの更新が義務付けられているなど、生涯学習が基本。自分が成長できることをよろこびに感じ、スキルアップに意欲的な人もこの仕事に向いていると言えそうです。

人が好き、人を助けたいという気持ちが強い

キャリアカウンセラーは人と話をすることが仕事です。
初対面の人や、さまざまな悩みをもった人と接するというのはかなりの神経を使います。
大前提として「人が好き」でなければストレスで自分自身が疲れてしまうでしょう。精神的に不安定になりやすい相談者も多いため、カウンセリングを通じて気持ちを楽にしてもらおうという想いも大切になってきます。

自分の価値観を押し付けず、相手を受け入れられる

キャリアカウンセラーは、カウンセリングを行いながら相談者の悩みや迷いを解決に導くための支援を行います。
カウンセリングの基本は「傾聴」。「傾聴」とは、相手を理解しようと深く相手の話を「聴く」ことです。いかに相談者から考えや思いなど本音を引き出せるか。自分の思いを交えずに、まずは相手の価値観を大切にして耳を傾けることがキャリアカウンセラーに求められることです。
同じ発言でもその場の空気で効果が変わってくることもあるので、相談者が話しやすい雰囲気をつくれることも大切です。

新鮮な情報を常に集め、客観的に提示できる

キャリアカウンセラーから自分の強みと昨今の職業事情を説明されたことで考えが変わり、そのおかげで適職に就けたという人も大勢います。
相談者の希望に沿うよう支援することはもちろん大切ですが、相談者自身が気づいていない適性や興味を掘り起こし、将来展望を考慮しながらキャリアのプロとしてアドバイスする客観的な視点もキャリアカウンセラーには不可欠です。
的確なアドバイスをするために、雇用情勢やメンタルヘルス、社会保険制度、各職業に関することなど、キャリアカウンセラーに必要とされる知識は幅広く、かつ日々変化もしていくため、常に最新の情報に敏感になれるかも求められます。
専門書を読んだり、研修を受けたり、セミナーに通ったりして勉強を続ける努力を惜しまないことも、キャリアカウンセラーには不可欠です。この仕事は、生涯学習が必要であることは覚えておきましょう。

難題にもひとりで向き合える

キャリアカウンセリングは極めて個人的な事情を扱う業務であり、それが家族であっても相談内容を漏らすことは許されません。新人時代は思うようにカウンセリングが進まずに悩む場面もあるでしょう。
しかし、キャリアコンサルタントには法律で守秘義務が課せられています。難しい事象であっても自己のスキルをもって自分ひとりで完結させ、きちんとアドバイスすることがキャリアカウンセラーに求められます。

喜怒哀楽がある

冷静で客観的な視点も必要ですが、それだけで人を支援することはできません。人は感情で動くものですから、キャリアカウンセラーにも豊かな感情、人間性が求められます。
「やりたくない仕事にどう向き合ったか」「これをきっかけに状況が好転した」といった悩んだ経験や成功体験、「好きな人と結ばれた・別れた」などたくさんの人生ドラマがあるほうがさまざまな状況にある相談者の懐に入り、深い話ができるものです。
回り道と思うこともやってみる、経験しておくことはキャリアカウンセラーにとって決して無駄にはならないでしょう。

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