現在の主な業務は窓口の受付。ご来店いただいたお客様には、常に笑顔を大切に、ご要望一つひとつと誠実に向き合いながら対応しています。また、資産運用などの商品をお勧めすることもあります。その際は、相手の都合や表情を汲み取りながら対応することを心がけています。窓口で直接お話できない場合には、手紙を出したりお電話をしたり。以前、あるお客様に「いまは手持ちがないから難しいけれど、お願いするときには、あなたに頼むね」と言っていただけた時は本当に嬉しかったです。
実は、人付き合いが得意ではなかった私。そこで、人の心を学ぶことは、将来どのような職業にも生かせると考え、多元心理学科へ入学。金城は、英語に力を入れていることも魅力のひとつでした。ユニット制での学びで、6つの心理学領域から私が選んだのは「キャリア心理学」。卒業論文で『人のイメージは第一印象で決まるのか』というテーマを研究しました。調査などを積み重ね、第一印象で、その人のイメージが決まってしまう、という結論に至りました。研究に取り組んだ経験から、第一印象の重要さを実感し、現在、初対面のお客様と向き合う際の指針になっています。
学生時代のアルバイトで接客を経験し、人と接する仕事に魅力を覚えました。そして、就職活動は“人と関わる職業”を軸にスタート。その中でも、銀行の業務は、名前をはじめお客様について深く知ることができると思いました。日々の暮らしに必要不可欠な「銀行」だからこそ、人の人生に関わり、役に立てることがある、と考えました。銀行で扱う商品は種類も多く、変動も大きい。そのため、知識も常に更新する必要があります。資産運用のご提案などの際は、商品知識と同様に、相手のことをよく理解したうえで生活のサポートができるように、毎日勉強し続けています。
百五銀行/人間科学部 多元心理学科/2017年3月卒業