小学校の先生として、毎日の授業とその準備や、子どもたちが学校や学校外で生活していく上での基本となる部分の指導などを行っています。保護者の方と話をしたとき、「こどもが家でよく先生の話をしてくれるんです」などのお声をいただいたときは、普段の努力が伝わっているようで、とてもやりがいを感じます。また、教師としての資質向上のために、研究活動なども行っています。個人的には、ICT教育に力を入れたいと思っており、子どもが楽しみながら学べる授業を展開していきたいです。そのために、今はタブレット端末の可能性を研究しています。
初等芸術教育学科の特長は、幼稚園・保育所・小学校などで先生として働くための知識・スキルを学びながら、さまざまな芸術に触れることができる点です。一般的な教育学部では教えてもらえないような、芸術と教育の関係やその実践を学ぶことができ、今の仕事にとても活かされています。実習などで先輩の先生方の授業をたくさん見ることができ、「自分ならこうしたい」という理想の形を考えることができたのも、自分の成長に繋がりました。また、同期だけではなく、学年を越えたコミュニケーションが活発で、とてもアットホームな雰囲気の中で学ぶことができたのも、とてもいい思い出です。
どんな職種に就いても、人生において働いている時間の方が長くなります。そのため、学生時代に勉強することはもちろん大切ですが、いろいろな経験をするために「遊ぶこと」も同じくらい大切にした方が良いと思っています。教育業界も、ICT機器を使ったり、オンラインでの授業が増えたりしており、現場に新たな変化が生まれています。学生時代にさまざまな経験を積み重ねて、変化に対応できる柔軟性を養うことが重要です。大阪芸術大学は、とてもアットホームな大学で、学内外の行事などにチャレンジすれば、同期だけでなく先輩や後輩たちとさまざまな繋がりを持つことができます。ぜひ、充実したキャンパスライフを送ってください。
枚方市立山之上小学校勤務/芸術学部初等芸術教育学科/2020年卒/小学校教諭として、日々子どもたちの成長を支える上田さん。この仕事を志したきっかけを質問すると、「幼い頃から子どもと接する機会が多くありました。成長する喜びを伝えられた時に見せてくれる笑顔がとても好きで、こんな経験を日々できる教員という仕事は魅力的だと感じました。また、子どもから得られる新たな学びを吸収していきたいと思い、この仕事を志しました。」と語ってくれた。