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ニホンダイガク

こんな先生・教授から学べます

華やかなペチュニアの模様の研究をしている先生

園芸科学、植物分子、生理科学
生物資源科学部 
東 未来 助教
先生の取組み内容

花壇や鉢植えで人気のペチュニアには、背丈をコンパクトに抑えるため、生長などに関わる植物ホルモン・ジベレリンの作用を止める植物成長調整剤(わい化剤)が使われます。ところがこの薬剤で処理すると、花の模様(二色以上の色からなる複色模様)が、なぜか安定しなくなる場合があるのです。このことから私は、ジベレリンが複色模様の形成にも関係しているのではないかと推測しました。これまでの研究により、確かにジベレリンが関与している点や、花の色素を合成するための遺伝子の働きなどを解明。今後は、詳しい制御メカニズムを明らかにし、意図的に模様を出せないか、さらなる研究を進めています。ハートや星形などの模様が自由につくれるようになれば、花を使ったコミュニケーションの可能性がもっと広がるのではないでしょうか。

今後はひとつの株の中で、さまざまな模様の花を咲かせることもできるかもしれません

授業・ゼミの雰囲気

ネット上にはない、新しいものを見つける・作る楽しさを、授業や実習を通じて感じてください。

大学の学びは、自分自身で体験し、物事を考えることこそが本当に重要であるという東先生。実習では種を播くところから収穫するまで、すべての管理を学生自身に任せています。熱心に観察すると栽培管理のちょっとした違いで、植物は明らかに違う姿になることがわかりますし、植物種によっては教科書とは逆の現象が起こることも発見できます。そういった現象に対し、なぜだろう?植物の中で何が起きているのだろうと、疑問や興味を持ち、情報を整理して、自分で思考するきっかけをつくれるように気を付けているといいます。

実習では、植物を実際に育てる過程で多くのことを学びます。学生も積極的に取り組んでいます

キミへのメッセージ

あなたも何かの「第一発見者」になれるかもしれない、それが研究の面白さ。

興味のあることに一生懸命向かっていけば、誰にでも何かの「第一発見者」になるチャンスが必ずあると思います。植物の謎を解明し、暮らしを豊かにするために、ぜひ私たちと一緒に挑戦してみませんか。

研究は楽しくてわくわくするもの。研究室の明るい雰囲気は、今後も維持したいと思っています

東 未来 助教

日本大学生物資源科学部植物資源科学科卒業、名古屋大学大学院生命農学研究科修了、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜花き研究部門花き遺伝育種研究領域品質育種ユニット 任期付研究員、日本大学生物資源科学部助教。博士(農学)。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…

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