美しく快適で安全な海岸環境を創造する“砂浜のデザイン”
海洋建築工学科 特任教授 小林 昭男
東京オリンピックのサーフィン会場が千葉県九十九里浜南端近くの釣ヶ崎海岸に決定されました。サーフィンには美しい砂浜がつきものです。釣ヶ崎海岸は、かつては美しい砂浜でしたが、現在は残念ながら砂浜はあまり広くありません。オリンピック競技は世界中に放映されるので、人々に良い印象を持ってほしいのですが、ドローンやヘリコプターでの上空からの撮影映像には、侵食の激しい周辺の海岸も写ってしまいます。見た目だけではありません。波で削られた崖のような海岸は危険です。そこで、だれもが安心して利用できる安全で美しい砂浜を創造する技術が望まれています。私たちの砂浜をデザインする技術では、侵食されて砂浜がなくなった海岸に小石を敷きつめると、小石の上に砂が堆積して砂浜を造ることができます。しかし、このデザイン技術は未完成なので、全ての侵食された海岸を美しい砂浜にするための研究が必要です。
<メッセージ>
高校生の皆さん、私たちと砂浜のデザイン技術を完成させて、美しい日本の砂浜をとりもどしましょう。
<メッセージ>
高校生の皆さん、私たちと砂浜のデザイン技術を完成させて、美しい日本の砂浜をとりもどしましょう。
この先生・教授に出会えるのは・・・
日本大学 理工学部 海洋建築工学科
陸域・ウォーターフロント・海洋空間において、人が住み・働き・憩う環境をデザインする新しい建築学を学びます