アクションゲームのステージを担当しています。ディレクターの指示のもと、ギミック(仕掛け)などをつくってゲームを組み立てていくほか、敵キャラクターを企画することも。どんな姿で、どんな攻撃をするかなどをデザイナーたちと相談して決めていくのは、やりがいがありますね。任せてもらえる範囲が増えてきたので、僕ならではの面白さを出せるようにしていきたいです。また、プラチナゲームズは、海外展開を見据えてゲーム開発を行っているので、手がけたゲームを世界中の人に体験してもらえるのも魅力。海外で開催されるゲーム見本市に視察に行く機会もあり、海外の人の反応も今後のゲームづくりに活かしたいと思っています。
ゲームプログラマーと聞くと一人で黙々と仕事をしているイメージがあるかもしれませんが、実は開発チームのメンバーと一番コミュニケーションをとる仕事です。自分のイメージをグラフィックデザイナーやサウンドコンポーザーに伝えて、ゲームに必要なパーツをつくってもらわないといけないですから。コミュニケーションがうまくいかず、想像とちがうものが出来上がってきたり、誤解や間違いがあるまま進行してしまうことはタイムロスにもなります。デザイン、サウンド、モーション、エフェクトなどさまざまな部署の人と良好なコミュニケーションを取り、お互いに気持ち良く完成イメージを共有することが、面白いゲームにつながります。
入社してから、周りの人たちの知識の深さや興味の幅広さに驚きました。ゲームに関する専門知識だけでなく、映画やマンガ、アニメなどに詳しい人が多く、そういった知識はゲームの開発にも活かされているのを感じます。僕自身、ゲームの参考になるので映画はなるべく多く見るようにしています。また、どんなに忙しくても話題作、ヒット作のゲームは必ずチェックしてプレーしています。もちろん、好きという理由もありますが、打合せで、「あのゲームのあの場面のイメージ」などという話になった時にわからないと困りますからね。学生時代の時間を有効に使って、いろんなことに興味をもって、知識やセンスを磨いてほしいと思います。
プラチナゲームズ(株)勤務/エンターテインメントソフト学科/2011年3月卒/子どもの頃から、いろんなゲームをするうちに、「この敵をもっと強くしたらどうなるか」「自分ならどう動かすか」などと考えるようになり、ゲーム業界に興味を持った。高校生のときには、独学で簡単なゲーム用のプログラムを組めるようになっていたとか。神戸電子を選んだ理由は、オープンキャンパスで出会った先生。「ゲーム業界で活躍していた先生の説明がとてもわかりやすく、ここで学びたいと思いました」。学生時代はゲーム漬けの毎日。在学中、来校したプラチナゲームズのプログラマーに自作のアクションゲームを評価されたことが、同社への採用につながった。