社会福祉協議会では高齢福祉、障がい福祉、ボランティア活動支援など地域福祉に関わる多くの事業を行っており、私は主に「有償ボランティア活動事業」を担当しています。この事業は、高齢や障がいなどの理由で日常生活に困りごとのある方(利用会員)とお手伝いをしてくださる方(協力会員)の双方が会員となり、有償で助け合う事業です。私は利用会員と協力会員の間に入り、お話をお聞きしながらマッチングを行っています。利用者の方にニーズの聴き取りをしてみると、「べつに困っていない」と答えたり、そもそも声を上げない方が困っていることもあります。隠されたニーズを拾うためにも、周囲の人々や環境にも目を向けるよう心掛けています。
高校生の時は将来の目標が決まっていなかったのですが、家族が福祉系の仕事をしていたことから関連する仕事を調べ始めたところ「社会福祉士」を知りました。社会福祉士の役割は少し調べただけではよくわからなかったので、逆に興味が湧いてきて、最終的に、社会福祉士と合わせて介護福祉士や精神保健福祉士といった国家資格が目指せる新潟医療福祉大学に進学しました。現在の職場には、大学3年次の相談援助実習で実習させていただきました。長い時間を過ごす、自宅や地域内での生活を支援することに興味が生まれ、地域福祉を担う現在の仕事を選びました。
大学では精神保健福祉コースを選択し、社会福祉士に加えて精神保健福祉士の国家資格を取得しました。結果的にいまは社会福祉士として仕事をしていますが、様々な方を支援する仕事柄、精神疾患についても学んでおいてよかったと思います。授業には座学だけでなく学生同士のグループワークやロールプレイが取り入れられており、さまざまな視点や考え方を一旦受け止めてみたり、相手の立場になってみる練習になりました。社会福祉には唯一の正しい支援の形がないですから、こうした学びの成果は現在の仕事にも活きています。国家試験の勉強は他の人より遅れていたため、先生の研究室で勉強に付き合っていただいたことはいい思い出です。
社会福祉法人 燕市社会福祉協議会/社会福祉学部(2024年度から心理・福祉学部に名称変更) 社会福祉学科/2021年卒/新潟県出身。心理にも興味があり、学生時代は福祉の他に心理学やカウンセリング論を学んでおり、「対話が重要な仕事ですから、学んでおいてよかった」とのこと。趣味は映画鑑賞とスキー。母校である新潟医療福祉大学の魅力として「在学中に多くの人と関わり、多くの分野に触れられること」「学食が美味しいこと」「キャンパスが広く、散策するだけでちょっとした冒険気分を味わえること」を挙げてくれた。