私がフランチャイズ経営する鍼灸美容研究所は、中国鍼を中心とした伝統的かつ本格的な施術が特長です。多くの芸能関係の方や経営者さんからもご好評をいただき、現在は新宿医療専門学校の卒業生に店舗運営を任せています。また、私は鍼灸師であると同時に、企業のCEOとして電気・通信や不動産・金融投資など、多角化された複数の事業を統括しています。だから最近ではビジネス分野の仕事が多忙なのですが、そこでも鍼灸の国家資格と経験が非常に役立っているんです。やはり「健康」は人々の大きな関心事ですので、意外なところで私の活躍の幅を広げてくれます。「鍼灸師をやっていてよかった」という思いは、ビジネスの現場でも強く実感します。
19歳の頃に突然、顔面神経麻痺になってしまったんです。目も開かず口も閉じられない状態が続き、大学病院に通ってブロック注射や薬物治療を試してみたものの全く治らず、とても困っていました。そこでお医者様の紹介で鍼灸院に通ったところ、最初の鍼1本で目が一瞬でパッと開き、その日からどんどん治っていったんです。その後も出版の仕事に就いたものの、その強烈な鍼の体験が忘れられず、会社を辞めて鍼灸の勉強をしようと決意しました。進学先に新宿医療専門学校を選んだ理由は、学校がとてもキレイで、施設がすごく充実していた点でした。
新宿医療専門学校は附属の鍼灸院があり、そこでの実習がとても役に立ちました。特に先生方が手取り足取り、実技はもちろん、患者さんへのマナー・接遇を指導してくださったおかげで、社会に出てもスムーズに対応することができました。私の鍼灸院に新宿医療専門学校の卒業生を積極的に採用してきたのは、社会人として基本的な部分も身についているから、という理由もあるんです。さらに、図書室も充実していて、豊富な医学書はもちろん、最新の医学論文も無料で検索できるシステムが完備されていました。だからやる気があればどんどん学べる環境だったんです。本当にいい学校だったと思っています。
鍼灸美容研究所フランチャイズ本部 代表、こきゅう南青山 顧問、DOI HOLDINGS / ドイデンキ / DOI TRUST 代表取締役/鍼灸学科/2007年卒/学生時代に顔面神経麻痺を突然発症。大学病院などでも治らなかったものの、はり治療で劇的に治った経験から、鍼灸に興味を持つ。やがて、勤めていた出版の仕事を辞め、新宿医療専門学校への進学を決意する。卒業後は鍼灸師として鍼灸美容研究所こきゅう南青山を経営する一方、夫の経営する企業の統括事業などにも従事。メディアへの露出も多く、美容と健康、そして経営のスペシャリストとして、幅広い分野で活躍中の才女である。