ヒルトン東京の日本料理店『十二颯』で会席料理の部署に所属しています。その名のとおり、「十二颯」は1年12か月最も旬な物を提供するレストランです。修業中の身である私は、毎日ご飯を炊くことから、盛り付け、デザート、サラダ、仕込みなどを担当。多くの業務をこなすために、一日の仕事を順序立てることが大切です。効率よく、先を見て動けるようになってきたのは、入社してから半年間で成長した部分だと思います。調理場は協力プレーなので、広い視野を持って周りに気を配れる料理人になれるよう、先輩たちからは毎日勉強させていただいてます!
高校生の頃から家で料理をするようになりました。自分の好きなものを作って食べることが最初は楽しかったのですが、いつしか食べてもらう喜びを味わうようにもなりました。また、レストランや動画などで料理人を見るうち、「かっこいいな」と思い、自分もそうなりたいと思ったんです。そして調理系の学校を調べるうち、YAMANOTEは施設も充実していて、実習時間も豊富であることを知りました。ここなら実力がつくと、ピンときたことから入学を決意。もともとイタリアンと和食に興味があり、どちらに進むか迷っていたので、じっくり学べる調理総合本科で自分の適性を見極めようと考えました。
実際にお客様を学校に招いて料理を提供する「レストラン実習」。とても緊張感がある授業でしたが、そのぶん度胸と実力が身につきました。特に大量調理の際には、一度にたくさん作るので、効率よく動き、どれだけ短時間で仕上げるかが常に試されます。そうした経験の繰り返しが、仕事をするうえで一番生かされていると思います。今は一番吸収することが多い時期。あれもこれもと時に頭がパンクしそうになりますが、常に「本番」を意識した教育環境に身を置いていたおかげで、どんな時でも冷静さを取り戻す力を身につけることができました。緊張を保ちながら、仲間と切磋琢磨できたことが学生時代の一番の思い出です。
ヒルトン東京 日本料理『十二颯』 勤務/調理総合本科 卒/2022年卒/学校で行われた合同企業説明会でヒルトン東京に興味を持ち、インターンに参加したというIさん。「ホテルなので、自分の部署だけでなく、さまざまな部署の方と仕事をするなかで、刺激を受けることができると思いました。だから難関であることを承知のうえで、就職試験に挑みました」と語る。また日本料理の道を選んだ決め手は、趣味の「釣り」だった。「魚を触りたいと思い、和食ならより深い知識が身につけられると思いました」。学生時代も仲間と海に釣りに行き、持ち帰った魚を捌いて振る舞ったことも。現在も会社の集まりで船に乗り、釣りを楽しんでいるという。