この1年は、自社製品の販促に向けたエビデンス取り、新規製品や医療サービスへの取り組み、シーズ開発にむけた大学での研究業務を担当しました。最も注力している研究業務では、社内の新規製品の開発に向けた研究成果をあげることはもちろん、研究員として毛髪分野での薬効の作用機序や、治療における副作用発現調査といった学術研究にも携わっています。昨年は、オーストラリアのメルボルンで開催された国際学会へも参加しました。自身がエビデンス取りをした商品が実際にメディアに取り上げられ、人々の生活を豊かにしているところを目の当たりにすると達成感を感じ、自身の研究において少しでも成果が出せた時にはとてもやりがいを感じます。
学生時代から、自身の研究成果を活かした新規製品・サービスの開発を行うことが夢でした。現在の研究開発職は、その夢を体現できる場です。また、アンファーを選んだのは、少数精鋭でプロジェクトを遂行するため若手のうちから裁量を持ち、精力的に活躍できると考えたから。実際に現在の業務内容では、新卒1年目で多くの経験をさせて貰っています。責任を感じ尻込みしてしまいそうにもなりますが、社内がアットホームな雰囲気である為、すぐに上司や先輩方に尋ねられる環境があり、何事にも挑戦できます。今後は、自身の研究を活かした商品開発の為に、今の研究で学会発表やジャーナルへの論文掲載に繋げられるように成果を出していきたいです。
薬の知識はもちろん、研究職のための実験の手技はとても役に立っています。学生時代は生化学研究室でマウスを用いた研究を行っており、その時に身につけたノウハウは現在でも活かすことができています。また、大学時代の友人や先生方との交流も学生時代に得た財産だと感じています。臨床現場を経験していない私にとって、実際に患者様と接し、処方している友人からの情報はとても貴重です。クリニックに関わる業務に携わる際には、事前に友人から医薬品情報などを教えて貰うこともあります。人生のターニングポイントとなる時期を共に過ごした研究室のメンバーや先生方とは現在でも交流があり、社会人として壁にぶつかった時も助けて頂きました。
アンファー株式会社/薬学部 薬学科/2022年卒/プロダクトに落とし込むため、新規性の研究成果を出せた時にやりがいを感じるという森下さん。「薬学部=薬剤師と考えられがちですが、私をはじめ薬剤師以外の就職先を選択する人も多くいます。薬学部では、薬の知識の他に、物理学・化学・生物学から法律といった、多岐にわたる分野を習得します。幅広い知識を持つことは職種にとらわれずにキャリアを選択できる点でとてもメリットに感じます。」と語ってくれた。