一般社団法人葛尾むらづくり公社の復興支援員として、村の復興、活性化のためにイベント運営や、特産物の販売促進関係の活動を行っています。業務内容は多岐にわたるので、文化歴史、デザイン、情報などの授業で得た多種多様な知識が役に立っています。入社して2か月のためできることはまだ少ないのですが、4月に村の大きなイベントがあった際、看板や書類の準備をしたり、当日には特産物を販売したり…と人と関わる仕事を多く行い、「人とつながる」ということにとてもやりがいを感じました。職員との情報共有はもちろん、村の人と直接関わることができるのも魅力のこの仕事で、挨拶をしっかりするなどコミュニケーションを大切にしています。
オープンキャンパスで情報処理やデザイン、歴史文化など授業の多彩さに興味を持ち、入学後は知識や経験を広げるため特定の分野に限らずたくさんの授業を受けました。特にデザインの授業では「つなぐデザイン」というプロジェクトに参加し、福島県の「環境再生」についてのデザインを考えた紙袋制作を環境省の方々と行いました。福島の環境をテーマに自分なりの解釈と環境省の方々の意見をすり合わせ、共同、協調の面で勉強になりました。歴史文化系、デザイン系の授業はどちらも大勢の人と交流を持つ場面があったので、現在の仕事にとても活きていると思います。職場に卒業生の先輩がいらっしゃったり、先生も村とつながりがあるのも心強いです。
「つなぐ」ということが大切な職場なので、コミュニケーション能力がとても大事です。人と関わることができる授業内容に加え、私は祖母と一緒に地域活動のお手伝いをして、海外や県外の方々などたくさんの人とつながりをつくることできました。これから先経験できないだろうなということも経験し、そして地域おこし活動という自分自身がやりたいことを見つけ、今の職場に勤めることができました。また多彩な仕事を行うので、何事にも「挑戦する」「やってみる」という姿勢を向けることが大切です。授業でなくてもアルバイトやボランティアでも好きなことをたくさんして、いろんなことに挑戦してください。やってみよう!という気持ちが大切です。
一般社団法人葛尾むらづくり公社勤務/地域創成学科/2021年3月卒/専業農家の祖父母が地域おこし活動を行っているのを見て興味がわき、大学1年生の夏休みに実際に活動のお手伝いをしたことが、この仕事を選ぶきっかけとなったという茂木さん。「少しでも興味のある授業は受けていた」という学生時代に得た様々な分野の知識や、たくさんの人と交流を持った経験は、事務、販売、イベント企画運営、村内宅訪問、畑作業など幅広い業務を行う職場で役に立っているそう。「先輩職員に教えてもらいながら、しっかりと信頼を得ていつか担当の仕事を任されるような職員になりたい」と、コミュニケーションを大切にチャレンジを続けています。