介護福祉士として、食事、排泄、入浴やお部屋の掃除など入居者の方々がスムーズに生活できるように支援を行っています。利用者様のケアプランはお一人お一人異なり、利用者様、自ら歩行ができる方にはサポートを少なくし、困難な方にはサポートをさせていただくというように、すべてを支援・介護するのではなく、その方の力を活かし、サポートをさせていただきます。またその日その日で体調や気分にも変化がございますので、利用者様の細かい動きや表情にも意識をしています。自分が想像していたよりも、忙しい毎日を過ごしていますが、利用者様から笑顔で「ありがとう」という言葉をいただいたときに嬉しさとやりがいを感じます。
テレビ番組で介護福祉士という職業を見たときに、“自分がやりたいことってこういうことなのかな”と興味をもったのがきっかけでした。自分は人の為に動いたり、何かをして喜んでもらうことが小さい頃から好きだったり、同居していた祖父母のことが好きだったというのも、この分野を選んだ理由だと思います。中学の職場体験で初めて特別養護老人ホームに行ったとき、「特養は、人生の最期を過ごす場所でもあるんだよ」と教わりました。中学生ながらにして“人の最期まで立ち会える仕事ってなかなかないな”と思い、介護福祉士という仕事に魅力を感じました。
在学中に学んだベッドメイキングが、現場で役に立っています
あたたかい雰囲気の中、介護福祉士として学ぶべき知識もしっかり教えていただいて、実践的な内容に多くふれられました。世の中で起きている出来事を挙げながら、授業をしてくださった先生の言葉は今でも印象強く残っています。いろいろな先生方の話を聞くことができたおかげで、仕事をしながら、気持ちに余裕がなくなってしまったとき、利用者様への対応の仕方やリスペクトをもって関わる大切さを思い出し、基本に立ち返って働くことができています。現場経験が豊富な先生方の言葉や考えにふれられたこと、そして介護や支援を必要とする方への向き合い方を教えていただいたことが、今、自分のためになっていると実感しています。
隣に座ってお話をしたり、塗り絵を一緒にします
社会福祉法人 ケアネット 特別養護老人ホーム シェ・モア勤務/介護福祉科卒/2024年卒/学校選びの際、オープンキャンパスに参加したときに在学生や先生方のやわらかい雰囲気を感じて、ここでなら自分らしく楽しく学べるんじゃないかと思い入学を決めたそう。そんな一戸さんから、就職の際には「給与や労働条件」「興味のあることを仕事にする」ことが大切としたうえで、「資格の取得も重要」とアドバイス。もっていると資格手当がつき給与体系が変わったり仕事の分野や領域も変わってくると教えてくれた。「今は、まだ新人なので現場でたくさん学んで、スキルを身に付け、いずれは新しい福祉サービスにも挑戦してみたい」と語ってくれた。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。