現在は介護福祉士として、ユニット型の特別養護老人ホームで勤務しています。介護施設では利用者さんの生活の介助(食事・入浴・排泄)など、日々の暮らしのサポートを行っています。職場には様々な利用者さんが生活していて、「その方らしい生活」ができるよう寄り添った介護を行っています。毎日笑顔で過ごしていただくために、積極的にコミュニケーションを取ったり、空いている時間にレクリエーションを行ったりしています。利用者さん一人ひとりの性格や介助方法が違うので、人とかかわることの難しさを感じ悩むときもありますが、利用者さんから笑顔で「いつもありがとう」と言われるとやりがいを感じ、もっと頑張っていこうと思えます。
私が高校生の頃、曾祖母が特別養護老人ホームに入所していました。面会のため家族と一緒に初めてその施設を訪れた際に、曾祖母以外にもたくさんの高齢者の方が、施設で生活をしていることを知りました。そのときに職員の方が利用者さんの支えになっている姿を見て、この仕事に関心を持つようになりました。また、祖父母が年を重ねていくごとに、歩行状態が悪くなったり、伝えたい思いをうまく言葉で表現できなかったりと、少しずつ高齢化していく姿を見て、「自分も何か役に立てることはないか、何か生活のサポートができないか」と思ったのがきっかけで、高校2年生のときに介護職の道に進もうと決めました。
4年間介護をしっかり学びたいと思い、大阪人間科学大学のオープンキャンパスに参加しました。その際、大学の先生方が親身になって話を聞いてくださり、この大学ならではの魅力を丁寧に説明していただきました。大阪人間科学大学であれば、先生方との信頼関係をしっかり築くことができると思い、入学を決意しました。学校の授業では介護の基礎や知識をしっかりと学ぶことができ、実習先で食事介助、排泄介助を積極的に取り組むことで、最後には職員の見守りなしで、介助を任せてもらえるほど上達しました。取得した介護福祉士国家資格や、実習での豊富な経験が仕事の役に立っていると思います。
社会福祉法人 聖隷福祉事業団/人間科学部 医療福祉学科 介護福祉専攻(現 人間科学部 社会福祉学科)/2017年卒/「次の目標は、後輩指導やリーダー業務をマスターすること。介護の仕事は大変なイメージがありますが、楽しいことがたくさんあります」と、笑顔で語ってくれました。大学での学び方や進路について「大阪人間科学大学の魅力は、実際に見学に行って自分の目で確かめないとわからないので、是非オープンキャンパスに参加してみてください。私はオープンキャンパスで在学生や先生方と直接話し、学びたいことがこの大学にはあると感じ入学を決意しました。気になることは積極的に聞いてみてくださいね」とアドバイスをくれました。