今は病院で理学療法士として運動療法やADL(日常生活動作)の訓練を担当しています。患者様が私のケアを受け、良くなっていく様子を見ると、理学療法士になって本当に良かったと感じます。まだ経験が浅いため分からないことも多いのですが、積極的に先輩セラピストに相談し、自分のスキルアップに繋げています。未知の領域に直面した場合も、前向きに挑戦する姿勢を大切にし、先輩方に意見を求め、試行錯誤しながら業務に取り組んでいます。患者様を一人で担当する責任を背負っているため、分からないことはそのままにせず周りに協力を求め、最適なケアを提供することも重要です。日々の学びを大切に、成長に努めています。
本学を選ぶ決め手になったのがオープンキャンパスです。学生スタッフや教員、そして大学スタッフの方々が親切かつ丁寧に対応してくれたことが、私にとって大きな魅力でした。在学中の一番の思い出は、学生親睦会に所属し、季節ごとの大学のデコレーションやイベント企画に携わったこと。初めてのハロウィン企画では企画を実現する難しさを学びました。自己の知識や技術には限界があることを理解し、積極的に先生や仲間などの他者と協力し、サポートを仰ぐことが成長に繋がると実感。その経験が今の仕事でも生きていると思います。また、先生や先輩たちが親しみやすく何でも質問や相談できる環境が、コミュニケーション力の向上につながりました。
現在の病院を選んだ理由は、病院見学の際にたくさんのセラピストの方と対話する機会を得て、皆さんが親切かつ丁寧に質問に答えてくださったからです。大学での勉強やイベント企画などを通じて、何事も一人で取り組もうとするのではなく、他者からの支援を得ることが重要だと学びました。その経験から職場選びでは、お互いが支え合う環境があることを重視しました。ただ、そうした環境であっても自分から積極的に他者に関わり その過程で感謝の気持ちを忘れないことが大切だと思っています。リハビリの専門職として成長していくためには積極的なコミュニケーションと他者との連携が不可欠です。
社会福祉法人 寺田萬寿会 寺田萬寿病院勤務/リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻/2023年3月卒/昔から人を助ける仕事に興味を持ち、父から理学療法士という職業を教えてもらったことが、今の仕事をめざすきっかけになった。現在は地域密着型の病院に勤務。特に地域の高齢者医療を担っているため、久保さんは高齢者のリハビリの専門性を高めている。
運動療法や物理療法の科学的検証をもとに、豊富な臨床実習を通して身体機能の回復を図る「理学療法士」を目指す!