伝統的なお菓子、流行のお菓子、海外のお菓子、日本のお菓子…。洋菓子の世界に足を踏み入れたら、その深さと広さにびっくりすると思います。材料や作り方次第で、自在に変化するお菓子たち。製菓には無限の可能性があるので、一生をかけて研究しても、きっと飽きることはないでしょう。ところで、古今東西のさまざまなお菓子には、原則として共通することがあります。それが、お菓子作りの基本です。この学科では、基礎技能、材料の知識、器具の使い方など、お菓子作りの基本を理論的・実践的に教えることに力を入れています。それが、あらゆるお菓子を作る基礎力となり、時代や環境が変わっても職人として活躍し続ける力になるからです。在校中に個性的な先生たちから幅広い知識と技術を吸収し、生涯お菓子作りに打ち込める力を身につけてほしいです。
「問題に直面したとき、それを解決するために、考えて行動する人になってほしい」と言う小島先生。チームを組んでお菓子作りに挑む実習は、そんな力を磨く絶好の機会です。実習を成功させるためにどうすれば良いか、チームの中で自分は何をすべきか、失敗・成功した理由は何か。先生たちは、学生が自主的に考えて行動できるようにうながし、現場で役立つ対応力や応用力を育んでいます。最初は戸惑っていた学生も、次第に積極的になり、お互いに声をかけながら作業を進めるように。実習を通して、コミュニケーション力や協調性も培います。
この学校には、「お菓子作りが大好き!」という学生が、全国から集まります。留学生も多く、みんな個性的な人ばかり。友だちから刺激をもらうことも多いはずです。お菓子作りの楽しさを、ぜひ体験しに来てください!
専門:洋菓子
大阪府出身。幼いころから、料理やお菓子作りが大好きだった。小学生のときは、誕生日に何がほしいかと聞かれて、「自分専用の包丁がほしい!」と答えたほど。高校卒業後に辻製菓専門学校に入学し、2011年に卒業。その後は、洋菓子の先生として後輩たちの指導をしている。好きなお菓子は、シュークリームなどのシューを使ったお菓子。お菓子作り以外で得意なことは、高校時代にクラブ活動できたえたテニス。