分野 | 校種 | エリア・路線 | 定員 | 初年度納入金 | 特長 | |
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専門学校/東京
任天堂、マイクロソフトをはじめとした一流企業と連携。プロと同じ制作環境や、企業の依頼で企画~実制作を行う『産学直結ケーススタディ』などを実施。業界の最前線がそのまま教育に直結しています。
専門学校/東京
日本で初めてCG教育を展開した実績、プロもうらやむ最新設備、業界ニーズに見合った教育システム/カリキュラムなどを強みに、様々な分野の第一線で活躍できるクリエイター&エンジニアを数多く育成しています。
経営工学とは
企業の資源について、より合理的で有効な活用法を考える
経営工学とは、経営に関する問題を工学的アプローチによって解決し、効率的で合理的な経営システムを構築しようとする学問です。経験や勘だけではたどり着けない、経営における真理をみつけるため、種々の問題を数学的に分析。より普遍的で、ムリ、ムダ、ムラのない経営体系を考えます。経営学は実際の組織運営から方法を学ぼうとするのに対し、経営工学が数学的分析に基づいて課題解決を目指す、といった違いがあります。卒業後の進路としては、生産管理、品質管理をはじめ、人事、財務、企画広報など、さまざまな選択肢があります。物事を俯瞰して分析する力は、システムエンジニアやプロジェクトマネジャーとしても重宝されるでしょう。もちろん、起業して経営者になるという道もあります。
経営工学の学び方
-経営を工学的に分析する
経営とは、企業、行政、教育機関や医療機関、NPOといったあらゆる組織において、それを管理し、運営することです。そして工学とは、仮説、試行、分析、改善の一連のプロセスを通じて、社会に役立つ物を生み出したり、物事を実現させる方法やシステムを作り出したりするための学問です。経営工学は、これらを融合した学問。つまり、人や材料、時間やお金といった、経営に関するさまざまな問題を解決し、より効率的で合理的な経営システムを作り出すことを目指す学問です。
-経験や勘ではたどり着けない理論を導く
経営は人が行うものですから、そこには経験や勘による判断というものが存在します。もちろん、それがうまく働くこともありますが、時にうまくいかないこともありますし、それまで何ごともなく回っていた考え方が、時代や場所が変わると途端に通用しなくなってしまうこともあります。さらに、経験や勘を第三者に伝えるのは簡単ではありません。経営工学は、工学ですから、多くの場合、数学的に物事を分析し、数理モデルによってシステムを構築しようとします。これによって経験や勘だけではたどり着けない理論を導くことができるのです。また、今まで何となくうまくいっていた方法でも、分析することでその根拠が明確になり、モデル化することで誰にでも容易に伝えることができるようになるのです。
-経営者にも労働者にも最善の環境を
経営工学が目指す効率的で合理的な経営とは、ムリ、ムダ、ムラのない経営です。ムリとは、実行できない計画を立てる、あるいは人や時間、お金といった経営資源を切り詰めすぎること。また、ムダとは、製品の作り過ぎや、お金や時間を過剰に消費することです。そしてムラとは、ムリとムダの間を行ったり来たりするようなことをいいます。どんなに利益が上がっていても、資金削減のために人材を切り詰めて、一人ひとりに大きな負荷をかけているようではいつか破綻してしまいますし、お金や時間をたっぷりかけていい製品をたくさん作っても、それが需要に見合っていなければ利益を上げられません。利益やコスト、労働環境といったすべての条件がうまく調和してこそ、安定して長く続けられる経営が成り立つのです。ですから、効率的で合理的な経営をするためのシステムの確立を目指す経営工学は、経営者だけでなく、そこで働く、あるいは活動する人たちにとっても良い環境を作り出そうとする学問といえるでしょう。
-必要な知識を基礎から身につける
まずは、人の行動を分析するための心理学や行動科学、問題を数理的に分析するための数学、データを正しく扱うための統計学といった基礎科目を学習。合わせて、経営工学の基礎を学びます。経営学や経済学、工学的な分析手法など、基本的な知識は1年次に身につけられるようになっています。2年次には、ソフトウエアやプログラミングといった情報系の授業や、生産管理や品質管理といった生産システムに関する授業も設置されています。プログラミングなどの情報系の知識はデータの解析や理論の検証に欠かせません。また、情報社会である現代において、情報も経営を左右する重要な要素となっています。多くの場合3年次には研究室に配属されます。そこで、多くのデータを正確に読み解くデータ処理や、システムやその課題を数理モデルで表すモデル化の手法を身につけます。課題の数理モデル化によって解決策を求めようとする分野をオペレーションズリサーチ(OR)、または経営科学と呼び、これは経営工学の中でも主要なテーマとなっています。
-経営工学研究の5系統
4年次には卒業研究に取り組みます。研究分野は、生産システム、管理システム、社会システム、情報システム、経営数理の大きく5つの系統に分けられます。生産システム系は、物資の調達から、生産・販売までの「ものの流れ」を管理し、経済的でスムーズに行うための方法を研究します。管理システム系は、組織が行う活動において、その妥当性を保証し、それが機能的に行われるようにするもので、品質管理や原価管理などがこれにあたります。社会システム系では、企業や社会、そして地球規模の複雑なしくみ全体をシステムとして理解しようとします。そこからそれぞれの関係性を数理的に読み解くことで、経営の改善策を見いだそうとするのです。また、情報システム系では、大規模なデータの収集方法や解析方法を、経営数理系では、組織活動や現象の数理・統計モデル化の手法を探究します。相互に重なり合う部分はありますが、扱うものやアプローチのしかたが少しずつ異なります。自分の興味を見極めるためにも、1、2年次の学びは非常に重要になります。
-物事の分析や数学が得意なら経営工学
企業経営全体や、その内部にある細かいシステムについて、より効率的で合理的な体系を構築しようとするのが経営工学です。具体的には、生産システムや人事システム、会計システム、販売システムなどを分析し、知識を深めていきます。ですから、物事を分析したり、問題を細分化して突き詰めたりといったことが得意な人に向いている学問だといえるでしょう。また、効率的なやり方や合理的な方法が好きな人にも、経営工学の考え方は適しています。経営工学は、その名のとおり経営に関して扱う学問ですが、工学の一分野でもあります。研究では、経営上の課題を数理モデルで表し、分析することになります。また、統計やデータ分析などでも、数学は非常に重要になります。もし、理系科目のほうが得意、あるいは数学が得意だけれど経営にも興味があるとしたら、数学の知識を活用しながら、同時に経営システムについて理解を深めていける経営工学は、うってつけの学問だといえるでしょう。
-幅広い学びが将来の選択肢を広げる
将来、経営者になりたい、あるいは組織の運営の中枢に携わりたいと考えているとしたら、経営工学の学びは非常に役立ちます。また、経営工学では経営に関する諸問題を科学的に分析し、解決することを目指します。社会のあり方や経済、労働環境などにおける課題を解決したり、もしくは解決するための考え方を学べたりするので、こうした分野に興味がある、問題意識をもっているという人にとっても、有意義な学びを得られるでしょう。もう1つの大きな特徴が、卒業後の進路の選択肢の広さです。生産管理や品質管理が代表的ですが、それだけでも、モノやサービスを提供するすべての企業にとって必要な力です。さらに、人事や会計、情報、環境、そしてマネジメントなど、経営工学には多くの分野、領域があります。これだけの学びが広がっているのですから、それだけ、卒業後の道も大きく広がるというわけです。自分の道を狭めたくない、まだ将来の目標が定まらないという人は、経営工学を学ぶなかで自分の道をみつけるというのもいいのではないでしょうか。
経営工学 学びのフィールド
経営工学は経営に関する諸問題を解決しようとする学問です。経営と一口にいっても、そこにはさまざまな要素がありますから、それぞれについて詳しく知っている必要があります。経営の要素にかかわる多様な学問の知識や手法を、経営工学では応用するのです。例えば、人に関していえば、その考え方や行動を分析するために、心理学をはじめとする人間科学の手法を用いることがあります。また、生産、あるいは販売するものについては、生産管理や生産技術、品質管理についての知識が求められます。これは、機械工学の領域です。お金については経済学、情報については情報工学や通信工学、そして理論や方法を設計するに当たっては、システム工学の学びが欠かせません。
<基礎研究>
●機械工学
機械工学全般の幅広い知識は、経営工学の一分野として基本にある。
●統計工学
複雑に入り組んだ社会のあらゆる出来事を数学的に整理・分析し、事象の説明や予測に応用する。
●情報理論
情報システムをいかに活用するかが、これからの経営の決め手になる。そのために情報をどうとらえるかを学ぶ。
●人間工学
機械が複雑かつ高度になるにしたがって広がってきた人間と機械との間のギャップを埋めるために、心理学、解剖学、生理学的な面から人間本位の設計を研究する。
<個別研究>
●生産管理
一つの商品を生産するための、生産ライン、機械から品質管理まですべての面にわたって理想の生産管理システムを研究する。
●管理工学
生産ラインや機械などの作動を、正常な状態にあるか管理し、誤作動をチェックするためのシステムを研究する。
●環境管
生産過程を含めて企業活動全般が必要とするエネルギー、その結果生まれる排出物などをいかに少ないレベルで抑えるか。そのシステム全体を研究する。
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