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ライターの就職先・活躍できる場所は?

ライターの就職先・活躍できる場所は?

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ライターという肩書の人が働いている職場は、編集プロダクションや制作会社などが代表的です。出版社では自社でライターを抱えていることが少ないため、出版社の編集者が本や雑誌の制作を委託している外部の編集プロダクションや制作会社にライティングも依頼することがその理由です。
そのほか、出版社・編集プロダクション・制作会社で編集者やライターとしての経験を積んだ後に独立し、フリーランスのライターとして活躍する人もいます。比率でいくと、フリーランスのライターとして働く人の方が多い印象です。

編集プロダクション、制作会社

編集プロダクションや制作会社は、出版社の下請けとして本や記事の制作を行っています。
会社の規模にもよりますが、多くの場合、社内には全体の進行を管理するディレクターのほか、紙面や装丁をデザインするデザイナー、文章担当のライターがおり、それぞれの業務にあたっています。
指示を仰ぐ先は、基本的には企画の責任者である出版社の編集者になりますが、自社で本や雑誌を発行している場合は、企画の発案から携わり、ライターがそれなりの裁量権をもっているケースもあります。
正社員や契約社員の場合は「月にいくら」という月給制になり、アルバイトの場合は「1時間いくら」の時給制の働き方になります。仕事は個人ではなく会社として受注するものになるため、忙しく働く月とそれほどでもない月があっても、基本的に得られる収入は同じです。
働いただけ稼げるという旨味はありませんが、月によって収入の変動がほぼなく、安定的な生活を送れるというメリットが得られる職場です。

組織に属さないフリーランスのライター

ライターは、組織に属さず個人事業主としてフリーで働く人が多い職種です。というのも、なるのに資格や免許が必要なく、「私はライターです」と名乗れば、誰でもライターとしての仕事をスタートできるからです。
とはいえ、自身でメディアを運営していない限り、ライターとしての仕事は誰かのオファーがないと発生しませんので、組織に属すライターとして実績と業界とのコネを築いた後に独立したというライターがほとんどです。
仕事は個人として受けるため、自分がどれだけの案件をこなしたかによって、その月の収入や年収は大きく変化します。働けば働いただけリターンがあるのはメリットと言えますが、自分の名前で仕事を受ける=実力がないと仕事が回ってこないというシビアな一面があるのも事実です。ライター一本で食べていきたいと考えるなら、それなりの覚悟と努力が必要になります。

コピーライターとライターの違いって?

ライターとよく似た職種に「コピーライター」がありますが、どちらも「クライアントが伝えたいことを文章で表現する」という役割に変わりはありません。ただし、一般的には広告の文章(コピー)を書くのがコピーライターで、編集記事など広告以外の文章を書くのがライターという位置づけであることが多いようです。
とはいえ、広告専門のコピーライターもいれば、広告もやるけれど本も書くというライターもいますし、働き方は人によってさまざまです。
また、同じような働き方をしていても、その立場の人を「ライター」と呼ぶか「コピーライター」と呼ぶかは、会社によって違いがあります。編集プロダクションの中には、「ディレクター」と呼ばれる人がライティングを担当しているケースもあります。
このように、組織に属すライターを目指す場合は肩書が何かというよりも「この会社が募集するこの職種に就いたら、どんな仕事ができるのか?」が重要になります。「ライター」という職種名に囚われず、まずは業務内容をしっかり確認しましょう。

取材協力・監修

高橋実帆子※2020年8月31日更新

フリーランスライター/エディター。1980年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、通信社記者を経て、2012年からフリーランスとして活動。女性向けWebメディアの編集長を経て、企業HPのコンテンツ制作、SNS運用支援などに携わる。経営者・役員インタビュー、社内報執筆、経済系書籍のライティング、日本文化に関する記事など執筆多数。

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