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ケースワーカーと似ている仕事との違いは?

ケースワーカーと似ている仕事との違いは?

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ケースワーカーと似ている仕事として、ソーシャルワーカー(医療ソーシャルワーカー、精神ソーシャルワーカー、保健児童ソーシャルワーカー)があります。名前もイメージも似ているため混同しがちですが、一体何が違うのでしょうか。それぞれの仕事の違いについて具体的に説明していきます。

ケースワーカーとソーシャルワーカー、場所によって呼称が変わる

ソーシャルワーカーという呼称は、非常に広い意味をもって使われていて、生活保護のケースワーカーも、このソーシャルワーカーに含まれていると言えます。ですから、使い分けの根拠も曖昧なまま、場所によってケースワーカーと呼ばれたり、ソーシャルワーカーと呼ばれたりしますが、どちらも同じ対人支援職のことです。
ただ、一般的には、区役所・市役所などに置かれる福祉事務所や、都道府県などに置かれる児童相談所で、さまざまな相談や支援をおこなう職員のことを「ケースワーカー」と呼び、病院や福祉施設などで、生活全般のサポートや入院費の相談などをおこなう職員のことを「ソーシャルワーカー」と呼ぶことが多くあります。
また、生活保護のケースワーカーが、他のケースワーカーやソーシャルワーカーと明確に異なる点は、生活の全般にわたる金銭的支援をおこなうことができる点にあり、それゆえ「金銭的支援をおこなう立場としての難しさ」に悩むこともあります。ただし、信頼関係をしっかりと構築できなければ相手の問題を解決できない難しさは、生活保護のケースワーカーを含むすべてのソーシャルワーカーに共通しています。

区役所・市役所以外に勤務するケースワーカーの場合

児童相談所で勤務するケースワーカーは「児童福祉司」と呼ばれ、子どもやその家庭に対する相談支援をおこないます。
老人福祉施設で勤務するケースワーカーは、入所を希望する方や入所者の方が快適に暮らせるように相談に乗ったり、本人や家族の希望をもとに援助計画を立てたりすることもあります。
病院に勤務するメディカルソーシャルワーカーは、医療費や生活費の相談・後遺症や病気への不安などの相談に乗りますし、精神に障がいを抱える人の生活や相談に乗り、援助をおこなう人を「精神科ソーシャルワーカー」と呼びます。

取材協力・監修

林伸一

1992年4月に町田市役所へ入職、地域福祉部生活援護課に配属され、地区担当ケースワーカーとして働く。以後、2回の異動を挟みつつ、2020年4月で生活援護課の在籍歴が丸20年を迎えた。

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