“くらしやすいまちをつくる”　社会と建築と都市／日本大学【スタディサプリ進路】

大学・短期大学・専門学校の進学情報サイト

私立大学／東京・福島・千葉・神奈川・静岡

ニホンダイガク

“くらしやすいまちをつくる”　社会と建築と都市

建築学科　教授　宇於﨑勝也

日本には都市計画法というルールがあり、まちづくりの基本は法律に従ってなされます。しかし、暮らしやすいまちをつくるのは、法律のみではできません。社会の中で起きるさまざまな問題や課題を解決する方法は、住民主体であったり、デザイン主導であったり、いろいろあります。その方法を学修し、研究し、実践することは、よりよい社会をつくっていくことにもつながる非常に重要なことです。
さらに、都市は建築物の集積でできあがっています。個々の建築物を設計し、施工して、人びとの暮らしに役立てることはもちろん重要ですが、建築物が集積することで思いがけない美しさが見出されたり、逆に問題が発生したりします。都市全体を俯瞰してみることで、全体から個をとらえ、さらによいまちをつくることができるのです。
すべての人が暮らしやすいまちをつくる。これが都市計画です。

＜メッセージ＞
建築は人びとの暮らしを支えているため、とても身近に感じます。一方で、生活の根幹を支えるからこそ建築学はとても幅広い分野です。構造、材料・施工、環境・設備、デザイン、法、歴史など学ぶことはたくさんあります。その中で都市計画は広い視野で社会と建築と都市を見守り、育てる技術です。多くの方が興味を持ってくれるとうれしいです。