サロンワークをベースとしつつ、撮影やショーなどのヘアメイクのお仕事をいただいたときは現場に出ています。サロンワークでは20~30代の女性を多く担当。お客様のご要望に応えながら、+αのご提案をすることを常に意識しています。サロンワークのやりがいは、やはりお客様と直接関わり、リアルな反応を見られること。緊張もありますが、喜んでいただけたときは嬉しさもひとしおです。一方、ヘアメイクの仕事の場合は、事前にクライアントと打ち合わせをしてクライアントが求める世界観を汲み取り、そこにフィットするようにヘアメイクをすることが大事。スタッフみんなで力を合わせて、カッコいいビジュアルを創りだせることが楽しいです。
美容系の道を選んだのは、高校生の頃。服飾関係にも興味があり大いに悩みましたが、美容系に進めば、ヘアメイクなどを通してファッションにも携わることができるかな、と思いました。国際文化を選んだのは家から通いやすく、また高校の先輩が進学していたこともポイントでした。オープンキャンパスのヘアショーや校内コンに参加している先輩の姿を見て、「自分もこういうことをしたい」と思ったんです。実は、高校時代は何事にもあまり熱心なタイプではありませんでした(笑)。だからこそ規律の厳しい学校で興味のあることを学びたいと思ったんです。国際文化に進学したことは僕にとって大きなターニングポイントだったと思います。
コンテストに積極的に参加していた学生時代。その中で学んだのは、コンテストやテストなどで結果を残すために、日ごろから目標を掲げて日々練習を重ねるということの大切さでした。周りはモチベーションが高い人が多く、コンテストやワインディングに熱意を持って取り組んでいる人もいましたし、学年が上がると着付やネイルなど美容師以外の道を目指す人も。さまざまなジャンルを学んだうえで、それぞれ自分の道を見つけて進んでいく仲間の姿には常に刺激を受けていました。学校で学んでいてよかったと思ったのは着付。着物や袴でのヘアの相談を受けたときにしっかりご提案ができるのは、学校で学んだ知識があるからこそだと思います。
OOO YY(オーオ シカシカ) 勤務/美容科/2017年卒/「ヘアメイクや撮影もやっているサロンで働きたい」と考えていたというKAITOさん。現在勤務する「OOO YY」に入店したのは、クリエイティブ ディレクターであるnico氏がパリコレなどにもヘアメイクとして参加していると知ったことがきっかけだったそう。「サロンワークとヘアメイクをそこまでの高いレベルで並行して担当してる人はそれほど多くありません。美容師としてもヘアメイクとしても、いろいろなことを学べそうだと感じました」。4年間のアシスタントを経てスタイリストデビューし、現在はサロンワークのほか撮影・ショーなどのヘアメイクも担当するなど幅広く活躍している。