美容に関する知識と確かな技術力をベースに、最新トレンドを取り入れ、お客様一人ひとりに合わせてスタイリングするのがプロの仕事。型通りの正解はありません。常に学び、成長し続けることが求められますが、それがスタイリストという仕事の魅力でもあります。美容師が現状に満足することなく、スタイリングスキルを磨く面白さを感じられるのは、ECCアーティスト美容専門学校での学びがあるからだと思います。1、2年生で徹底的に国家試験対策を行い、3年生では学内サロンでの人頭カット・カラーに挑戦。プロの外部講師が開催する特別セミナーにも参加し、卒業後のスタイリストデビューを見据えた実践的な授業に取り組むことができます。
10代の頃は、あまりヘアサロンに行くのが好きではありませんでした。ヘアサロンはとてもおしゃれな雰囲気で、なんとなく敷居が高い雰囲気を感じてしまって…。そのため、当時はセルフカットで髪を整えていました。カットやヘアセットの経験がないので、最初は正直言って下手でした(笑)。それでも、続ける中で次第に上達していくのがわかり、髪を切ることが楽しいと感じるように。そうしてスタイリストの道をめざすようになりました。ECCアーティスト美容専門学校を選んだのは、少人数制の授業でしっかり技術を習得できる点が気に入ったからです。先生との距離も近く、3年間でしっかり学べそうだと感じました。
イギリス留学でサロンワークを経験したことが印象に残っています。イギリスでは、スタイリストがお客様と一緒にソファに座ってドリンクを飲み、友人のように会話を楽しみながらヘアスタイルを決めることが多いです。それは当時の私にとってまさにカルチャーショックでした。現在経営しているヘアサロンでは、このスタイルを取り入れています。また、3年次の人頭カット・カラーやプロスタイリストが講師を務める特別セミナーに参加できたのも良かったです。人の髪の毛を切るのは緊張しましたが、実践的な授業で技術力が磨かれるのを実感できました。だからこそ、卒業後に勤めたヘアサロンではスタイリストとしてすぐに活躍できたのだと思います。
ヘアサロン「LO」/美容科+トップスタイリストコース/2014年卒/呂さんはECCアーティスト美容専門学校を卒業後、異例の速さでスタイリストとしてデビューし、スタイリスト歴3年目で店長に就任。スタイリスト歴6年目で独立し、ヘアサロンをオープンした実力者です。呂さんのヘアサロンには予約リストがなく、新規のお客様も紹介のみの受付です。その理由は「イギリス留学での経験を実践することで、お客様との信頼関係を築き、ずっと通いたくなるサードプレイスを創ること」をめざしているから。事実、予約なしでふらっと世間話をしに来るお客様もおり、夢の実現に向かって着実に歩みを進めています。