私が働く園では「健康で明るい子」「友達と仲良く遊べる子」「最後まで粘り強く頑張る子」を保育目標にしています。職場環境としては先輩たちも優しく、相談のしやすさも抜群なのが良いところですね。今私は3歳児のクラスを担当。昨年担当した2歳児クラスのこどもたちなので、信頼関係もできていて、毎日多くの笑顔に包まれて過ごしています。仕事では、毎日こどもたち一人ひとりといろんなお話をすることを大切にし、少しの変化も見逃さないようにしています。そうした日々の中で、やりがいを感じるのは、こどもたちが「先生~!」と駆け寄ってきてくれるとき。「私の愛情が伝わってるなぁ」と幸せな感じになり、自然と笑顔がこぼれますね。
大学では、保育・児童学や心理学など、いろいろなことを学びましたが、私が一番印象に残っているのは、学生が先生役とこども役に分かれて、両方の気持ちを理解する実習です。この実習は、学外実習に行く前のシミュレーションになりましたし、実際に保育園や幼稚園での現場でも役立ちました。こうした一連の学びを通して得た経験は、今の仕事にもつながっていて、学んだことが活かせていると感じますね。また学外実習では、実際の現場で設定保育を実践する機会も与えていただきました。そのときは、こどもたちの反応が今ひとつだったことで落ち込みましたが、こどものことをより深く知る良い経験ができたと今は思っています。
姫路大学は、いろんなサポート体制が整っていて安心だと思います。私の場合は、公務員試験を受けるときに各試験科目別にいろんな先生方に特別授業をしていただいたことはすごく助かりました。それに就職活動ではエントリーシートを何度もチェックし添削していただいたり、わからないことを質問にいけばいつでも気軽に教えてくださったり、先生方には本当にお世話になりました。これは少人数制だからできることだと思いますし、学生にとってはすごくありがたい環境だと私は感じています。おかげで教員採用試験にも合格でき、自分が行きたいと志望していた高砂市で働く機会を得られましたから、先生方には本当に感謝していますね。
高砂市立荒井保育園勤務/教育学部 こども未来学科/2022年卒/小さい頃から、弟や親戚のこどものお世話をするのが好きだったことから、保育士になる夢を持ったという田原さん。姫路大学を選んだのは、少人数制教育に加え、先生と学生の距離が近いことに魅力を感じたから。現在は、高砂市立荒井保育園で3歳児クラスを担当し、こどもたちと笑顔あふれる日々を過ごしています。