理学療法士として更なるスキルアップをめざし、今は理学療法の手法のひとつを専門的に学んでいます。ゆくゆくは国際認定セラピストの資格を取得し、日本だけでなく世界から認められる理学療法士として、多くの患者様の力になっていくことが目標です。また、臨床教育に興味があり、実習生の指導も積極的に担当しています。教える難しさと楽しさを実感しながら、より良い教育を模索する日々。臨床での経験はもちろん、自分の専門技術を高めたり、後輩の指導を務めたり、様々な経験の中で興味を持った分野について知識を深めていけることが仕事の魅力だと思います。
リハビリでは患者様とコミュニケーションを取り、信頼関係を築いていくことがとても重要になります。その時に大切なのが患者様との何気ない会話。時事や趣味、好きなことなど様々な話題に触れることで距離が自然と縮まります。さらに他の医療従事者との関係性を築く時も、共通の話題があることが大いに役立ちます。学生時代に映画鑑賞・読書に没頭して得た雑学が無駄ではなかったと感じています。専門的な知識や技術は大事ですが、それだけでなくアルバイトや趣味などもきっと仕事に役立ちます。思い返せば、大学の先生方も多趣味な方が多かったです。
4年間の集大成といえる長期臨床実習や国家試験は、昨日のように思い出すことができます。自身の実力不足が浮き彫りになり悩むなかで、先生の手厚い指導や友人の励ましが本当に支えになり、一歩一歩成長していくことができました。特に、実習でお世話になった患者様から手紙をいただいた時の感動は忘れられません。それまでの努力が報われたようで何ごとにも代えがたい達成感がありました。今でも大学の先生とは交流があり、仕事のアドバイスをもらうなど卒業後もフォローいただいています。これからもずっと私の支えになってくれる、大阪保健医療大学という存在があるからこそ新たなことにもチャレンジし続けることができます。
東和病院勤務/保健医療学部 リハビリテーション学科理学療法学専攻/2016年3月卒/母が医療従事者であったことから理学療法士の仕事を知り、興味を持つ。大阪保健医療大学の実習で見た理学療法士の姿が、将来の自分の姿に重なり、夢への想いが強くなったという。「理学療法士はとてもカッコいい仕事です。最近子どもが生まれたのですが、子どもが大きくなった時に働いている姿を見てもらい、カッコいいお父さんと言われたいですね」と話す秋山さん。「大学で自分の価値を高め、素晴らしい人間に成長し、臨床の場でお会いできることを楽しみにしています」とエールを送る。