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キャリアカウンセラーの20年後、30年後はどうなる?

キャリアカウンセラーの20年後、30年後はどうなる?

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働き方改革や副業解禁が行われ、働き方が多様化した社会で一人ひとりが自分の働き方を考えるうえでキャリアカウンセラーの需要はますます増えていくと考えられています。また、人と人が向き合う職業なので、AIに仕事が奪われてしまうことも考えにくいでしょう。キャリアカウンセラーの未来についてお話しします。

キャリアカウンセラーの需要は増えていく

未来のイメージイラスト
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働き方が多様化していることから、これからキャリアカウンセラーの需要は増えると思います。厚生労働省も、人間ドッグのように「自分のキャリアについて考える時間を作りましょう」という“セルフキャリアドッグ”を推進しています。さらに厚生労働省は、企業内キャリア面談やキャリアデザイン研修など、一人ひとりがキャリアを考える時間と、相談できる機会を導入する動きも進めています。
働き方改革が行われ、企業もAI化が進んで業務の内容が変わっていったときにAIに仕事を取られそうな人は「これからどうしよう」と考えなければいけないシーンが多くなります。今までキャリアカウンセラーの相談は就職支援や転職支援、再就職で働きたい人がメインでしたが、これからは企業の中で働いている人も支援の対象になるのです。つまり、働く人全員がキャリアカウンセラーとかかわっていく時代になるでしょう。
ただ、まだまだ日本人は“相談”にお金をかけるという概念がないように感じています。個人的には、誰でも気軽に仕事や生活の相談ができる第三者の立ち位置が作れるようになりたいと思っています。

AIの発達により仕事がなくなることはなさそう

AIなどの発達により事務仕事などは効率化されていくかもしれません。最近はキャリアカウンセラーもクラウドツールを使いこなしてデータのやりとりをしたり、オンライン会議サービスなどを使っていたりするので、今後もITリテラシーを高めて便利なツールを使いこなしていく必要はあります。
しかし、キャリアカウンセラーの仕事内容がAIの発達の影響で変わることはほとんどないと思います。相談者が話した言葉や、相談記録、最終的な選択などのデータを集めて解析し、ある程度の傾向がわかる可能性はありますが、あくまでも傾向でしかないからです。
キャリアカウンセラーは人の気持ちを聞き、言葉にできない感情を読み取っていくスキルが大切です。相談者が発した言葉をそのまま受け取らず、その奥に隠れている感情が何かを考えなければいけません。

取材協力

松岡 澄江

キャリアコンサルタント。のべ2000人以上の就活生の相談や就活実践講座、キャリアデザイン講座などを実施しながら就活を支援してきた。就活生から働くひとまで、キャリアカウンセリングや授業・研修を通して自分らしい人生のためのキャリアを考える機会を提供している。

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