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ジャーナリストを目指す人は、世の中の役に立ちたい、社会の不正を正したい、子どもたちにより良い未来を渡したい、平和な世界を実現したい、などの志望動機を語る人が多いようです。それぞれの思いはさまざまですが、今よりもより良い社会を造りたい、という思いは共通しているといいます。
震災後の復興に思いを寄せて
阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震など、大きな震災を経験した人の中には、被災者である住民の復興にかける思いと政治や行政とのギャップを感じて、ジャーナリストを目指すようになったという人が少なくありません。
震災弱者であるお年寄りや子どもたちの姿、復興の遅れ、分断された地域社会の問題など、被災地は多くの問題を抱えています。これらの問題を自身の調査や取材などを通した報道で、解決の道を探ろうとするジャーナリストは多いと聞きます。
問題の本質に迫る姿勢にあこがれて
ジャーナリストが、的確な分析や取材、インタビューをして事件や問題の本質に迫る姿にあこがれを抱く人は多く、特に毎日のようにテレビで目にするニュースキャスターは人気が高いようです。
見た目は華やかな世界ですが、実際は大変なプレッシャーがあり、相当な経験と知識の集積がないとなれるものではありません。志望のきっかけとして、ニュースキャスターへのあこがれを語る人もいるようです。
ノンフィクション作品との出合い
ジャーナリストを目指すきっかけとして、自分の人生を変えるほど優れたノンフィクション作品に出合ったからという声も多く聞かれます。
国内外を問わず世界的に活躍する人、根気強く長年同じテーマについて取材を進めて問題解決を探る人など、さまざまなジャンルでさまざまなことをテーマに、ジャーナリストがノンフィクション作品を出版しています。こうした本を読み、問題の真実や真相を知った衝撃や感動から、自分もこんな本が書きたい、問題の真相に迫り社会に発表したい、などと思い、ジャーナリストを志すようになったという人もいるようです。