全国のオススメの学校
日本では、カイロプラクターとして働くための資格や免許はありません。しかし、手技療法を用いて人の身体と健康に携わる仕事なので、しっかりと医学知識と技術を学び、安全に施術を行うことが大前提となります。国内に多く存在するカイロプラクティックの養成スクールで学ぶのもひとつの方法です。より高い知識や技術の習得を目指すのであれば、各地域のカイロプラクティック教育審議会(CCE)に認可された教育機関に進むという道が出てきます。CCEに認定されている教育機関では、WHOによる「カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するガイドライン」で提示されている基準のプライマリケア医療従事者としての教育を受けられます。国内で働きたい人は国内の学校、海外で働きたい人は目指す国や地域の学校に進むと、目標に近付きやすくなるでしょう。
国内でCCEに認可されている専門校に進む
カイロプラクティックの正確な知識と高い技術を学びたいと考えるのであれば、CCEに認可されている機関に進むのがひとつの手段といえます。2022年10月現在、日本のCCE認可教育校は、東京カレッジ・オブ・カイロプラクティックの1校です。4年間かけてカイロプラクティックについて学ぶ専門校で、修了後にJCR登録試験を受けられます。高校卒業後すぐに入学する道だけでなく、大学や専門学校への進学、就職をしてから入学することも可能です。
海外でCCEに認可されている学校に進む
海外でカイロプラクターとして働きたい場合は、CCEに認可されている外国の教育機関に進むといいでしょう。アメリカやイギリス、オーストラリアを中心に、さまざまな国や地域に認可されている大学やカイロプラクティックの専門学校があります。一般的には4~5年間のカリキュラムを修了する必要があるとされていますが、留学する場合は注意点があります。カイロプラクティックについて学ぶ前に、英語や理系科目の履修が必須となります。その履修期間が1~4年ほどに設定されていることが多いため、トータルで5~8年ほどかかると想定しておいたほうがいいでしょう。ただ、CCE認可教育校がある国や地域の多くでは、カイロプラクターが医療系の国家資格と認められているので、活躍の場は広いと考えられます。
国内で専門学校・養成スクールに進む
日本にはカイロプラクターの国家資格がないため、必ずしもCCE認可教育校に行かなければいけないわけではありません。ただ、技術と知識は必要になるため、カイロプラクターの養成スクールや専門学校などでの技術の習得は必要といえるでしょう。専門学校や養成スクールを経て実務経験を積んだ後、臨床カイロプラクティックプログラムを受講すると、JCR登録試験を受けることができます。いち早く社会に出て経験を積んでから、登録カイロプラクターになるという道もあるのです。