テレビ局のメイク室に配属され、バラエティから報道、ドラマまでさまざまな現場で活動しています。肉眼で見た時と画面越しに見た時の印象の違い、照明があたった時の肌の見え方など、ヘアメイクとして日々の研究は欠かせません。特にドラマの現場では、1話を何日にも分けて撮影することも多く、つながりを考えながら、ヘアメイクを一定のクオリティに保つ必要があるので、すごく緊張感がありますね。それでも、自分の手掛けたヘアメイクがテレビで放送されるのは、今でも非現実的な嬉しさがあります。番組のエンディングでクレジットに自分の名前が載ることも特別で、家族が一緒に喜んでくれることが何よりの励みになっています。
両親と祖父母が理容師という環境で育ち、髪を切り、髭を剃る姿をずっと見てきました。80歳を過ぎても現役で働く祖父の姿は私の誇りであり、自分も本気でこの道を志すきっかけとなりました。理容か美容かで迷いもありましたが、家族から「これからは幅広く活躍できる美容師の時代だ」と背中を押され、美容の道へ進むことを決めました。現在は、昔から大好きだったテレビの世界に関わる夢を叶え、充実した日々を送っています。撮影現場の舞台裏では、想像以上に多くのスタッフが関わっていて、膨大な準備時間とさまざまな苦労があって番組がつくられていると実感し、この厳しいプロの世界でチームの一員として働けることにやりがいを感じています。

出演前の緊張をほぐすコミュニケーションも大切です
海外研修が充実していることや知名度の高さが決め手になり、YAMANOに進学しました。山野愛子ジェーン校長先生もグローバルに活躍されていて、ダイナミックで活発な学校の雰囲気に魅力を感じました。実際、在学中にアメリカ・ハリウッドでのメイク研修に参加し、映画や舞台のメイクを学べたことはとても刺激的でしたね。普段の授業でもアイシャドウの使い方やチークの入れ方など、基礎からしっかり学べたことで、テレビ局というスピードと応用力が求められる現場でも、当時の基礎力がプラスになっています。さらに技術だけでなく、YAMANOで学んだ人間関係や礼儀作法も大切な財産。友達と毎日笑って過ごした時間が一番の青春でした!

メイク道具や現場の必需品がつまったショルダーバッグ

株式会社山田かつら所属/専門課程/2024年卒/山野美容専門学校卒業後、数多くの映画、テレビ、舞台のヘアメイクを手掛ける株式会社山田かつらに入社。フジテレビ・テレビ東京のメイク室に配属され、バラエティから報道、ドラマまで幅広い番組のヘアメイクを担当している植村さん。学生時代は、履歴書で武器になるものをと考えて、花嫁着付師、日本メイクアップ技術検定、化粧品検定、色彩検定(R)など、多くの資格・検定を取得した。「今後はさらに経験を積んで、多彩な作品に関わっていきたいです。医療ドラマなどで求められる傷メイクなど、非常に高度で特殊な技術が必要とされる現場もありますが、チャレンジしていきたいです」
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



