保健室には、怪我をした、体調が優れない、時には悩みを聞いてほしいなど、さまざまな理由でこどもたちがやってきます。そうしたこどもたちに対して、健康指導や管理、校内で怪我をした場合の応急処置、体調不良時の対応をするのが養護教諭の役割です。仕事では、自分の行った手当やケアによって子どもたちが元気になり、教室に戻っていく姿を見る時に大きなやりがいを感じられます。一人ひとり個性が違うこどもたち、それぞれが学校で健康で楽しく過ごせるサポートができ、もしかの時に対応できる私がいることで、安心感を与えられたらといつも思いながら、がんばっています。
幼い頃から保健室の先生=養護教諭に憧れていました。そうして将来の進路を考える中で、養護教諭になれば、こどもと接することが好きな性格や人のお世話をすることが好きな性格が活かせると考えて、小学校教諭はもちろん、養護教諭の免許も取得できる姫路大学に進学を決めたんです。大学では、養護実習など、より専門的な学びがあったことから、「この大学なら自分で生まれ育った兵庫県で養護教員として教育に貢献できる」と思いました。そうして地元の学校で働くという夢を実現できた今は、「姫路大学で学んで、本当に良かった」と実感できています。
大学では、小学校教諭をはじめ、保育士、幼稚園教諭も目指せる幅広い学びが充実し、教育や保育への熱い思いを持った仲間が多くいました。そんな環境の中で学生時代は、同じ教育分野を志す仲間たちと、一緒に支え合い勉強したことが免許の取得や採用試験合格にもつながったと思います。それに保健室ボランティアやスクールサポーターなどのボランティアに参加する機会を通して、こどもたちと関わる中で得た学生時代の経験は、今の仕事でもすごく役立っています。こんな風に専門分野の勉強に加えて、実際にこどもたちと触れ合える機会が多いことも、姫路大学で学ぶ魅力だと思いますね。
兵庫県公立学校勤務/教育学部 こども未来学科/2022年卒/こどもの頃からの夢だった養護教諭を目指して姫路大学に入学し、専門分野を学んだ金田さん。学生時代は、志を同じくする仲間とともに、授業や実習、ボランティア活動にも積極的に取り組み、いろいろな経験をした。現在は、地元の小学校で養護教諭として働く夢を叶え、日々保健室を訪れるこどもたちの健康で楽しい学校生活を見守っている。