子どもたちを対象とした体操教室、バスケットスクールのコーチと、幅広い世代の方の体づくりをサポートするフィットネストレーナーを務めています。指導の際に心がけているのは、言葉だけでなく、体も使って教えることです。特に子どもたちを相手にする場面だと、スポーツ用語を使って解説するより、目の前で手本を見せる方が効果的です。例えばバスケのプレーだと、実際に動きながら「ボールを持って3歩以上歩かない」「連続でドリブルしない」というように、言葉からではなく動作から教えると、よく理解してくれます。教えたことを吸収し、できるようになることが増えていく子どもたちを見ていると、こちらのモチベーションも上がります!
スクールコーチの仕事で、実践的な指導を行うのと同じくらい大切にしているのが、子どもたちが「楽しい!」と思える活動内容にすることです。バスケの指導では、単に技術練習を行うのではなく、時にはボールを突きながら鬼ごっこをしたり、遊びの要素を取り入れながら練習メニューを組んでいます。その甲斐あって、最初はバスケに興味がなさそうだったのに、スクール活動を通してどんどんのめり込んでいった子もいて感激しました。バスケットボールは自分自身が子どもの頃から今もずっと続けているので、一人でも多くバスケを好きになってもらえると嬉しいですね。この先も子どもたちの記憶に残るような、楽しい指導をしたいと考えています。
フィットネスでいらっしゃる方は40~50代の方が多く、ジュニア向けスクールとはまた雰囲気が違いますが、わかりやすい指導を行う方針に変わりありません。トレーニングを行う際は、その運動がどこを鍛えるのか、動作のポイントも含めて丁寧に説明しています。ここで役立っているのが、大原で学んだ『解剖学』の知識。体を支える筋肉のつき方や、鍛えるとどうなるかなどを実践トレーニングと合わせて学べたことでしっかり覚えられました。お客様のご要望に合ったトレーニングの提案を行うために活かすことができています。他にも、指導するにあたっての言葉遣いやマナー、人前で話す度胸が身についたのも、大原の実践的な学びのおかげです。
HOS 花園スタジアム/スポーツ系コース/2022年卒/学生時代からずっと続けてきたバスケに関われる仕事をしたいと考えていた間嶋さん。プレイヤーではなく、指導という立場でバスケの楽しさを伝えられる道を知り、今の仕事を選んだそう。スポーツが好きだった彼にとって、より専門的・実践的にスポーツの知識を深める大原の学びはとても楽しく、ためになったと語ります。学びを活かし、健康運動実践指導者やJATI認定トレーニング指導者の資格も取得されています。「人前に立って教えるという経験をたくさん積めたのもよかったです。自分がわかっていることを教える時に、いかに噛み砕いて丁寧に話さなければならないかを学びました」。