現在はアシスタントとしてシャンプーやカラーなどを担当しています。シャンプーの指名をいただいたり、接客や施術をお客様に褒めていただくことがこの仕事の何よりのやりがいです。時には「カットモデルが必要になったらいつでも声をかけてね」と言ってくださるお客様もいて、信頼していただけていることに喜びを感じています。お客様にリラックスしていただくためにはスタッフ間での連携が欠かせません。先輩や後輩と目で合図をとり、息の合った接客・施術を心がけています。一番身近な目標は早くスタイリストデビューすること。そして、将来的には勤務先の社長が1店舗目を創業した25歳になる頃には私も自分の店をもつ社長になりたいですね。
ヘアサロンに行き、自分のイメージ通りのカラーやスタイルにならなかったという苦い経験が分野選びの原点になっています。中高生の頃は写真を見せて「こんなふうになりたい」と伝えると、専門職であるスタイリストが必ず叶えてくれるものだと思っていました。ところが、鏡で仕上がりを見るとどこかイメージとは違うのです。そこで、お客様の要望通りのスタイルに仕上げることがいかにすごいことなのかが分かり、美容師をめざすようになりました。高校1年生の頃から美容専門学校のオープンキャンパスや進路ガイダンスに積極的に参加し、少人数制できめ細かな指導が受けられるアルファジャパン美容専門学校への入学を決めました。
学生時代、一番印象に残っているのは先生方が親身になってくださったことです。国家試験前は不安でいっぱいだったのですが、先生が早朝から練習を見て励ましてくださいました。私は本番に弱くて、練習では上手くいっていたところも試験になると気合いが空回りしてしまうタイプ。本番と同じ緊張感の中で力を発揮できるように2年生の時には1年生の前でカットをする機会を与えていただくなど、学校全体が学生一人ひとりを全力でサポートしてくれました。また、同じ高校の友人たちも偶然アルファジャパン美容専門学校へ進んだので心強かったですし、一緒に昼食を食べたり、夢を語り合う何気ない日常もすべて楽しい思い出になりました。
SAKURA Beauty garden/美容科/2020年卒/ヘアサロンで思い通りのスタイルにならなかった中高生時代の経験から、お客様の要望を叶えられる美容師をめざしたという龍さん。地元の姫路で美容分野を学びたいと考え、少人数制で新しいアルファジャパン美容専門学校へ入学。在学中は技術面の指導だけではなく、精神面でも先生に励ましてもらってきた。これから美容師をめざす高校生へのアドバイスを聞くと「憧れているだけでは何も変わらないので、まずは何事にも諦めずに挑戦してみてほしい」と話してくれた。