今私は、学校の同級生と一緒に、「あひる珈琲」と「あひる菓子店」を経営しています。私は新店舗の「あひる菓子店」の責任者で、お菓子づくりやスタッフマネジメントなどもしているところ。お店は“おやつでひといき”というコンセプトで、江戸時代後期に建てられた古民家を改装した店内にカフェスペースを併設し、手づくりのお菓子とコーヒーなどを楽しんでもらえるようにしていて、日々多くのお客さまが来店されています。この2号店を出す目標が実現できたので、次はスタッフ育成に力を入れたいのと、メニューをさらに改良・開発していきたい、それと店舗でのイベントなんかもできたら楽しいだろうな…と夢は広がるばかりです。
専門学校卒業後、高級チョコレート専門店に就職して、その次はイタリアンカフェでバリスタとしても働きました。以降も業界でいろいろ経験を積む中で、週末だけ飲食イベントにキッチンカーの移動式カフェで同級生と一緒に参加するようになり、そこから今のような自分達のお店を持つまでに至ります。今、私が責任者をしている「あひる菓子店」は2019年に立ち上げた「あひる珈琲」の2号店という位置付けで、2022年の7月にオープンさせました。今振り返ってみると、移動販売からスタートしたものが「このコーヒーやお菓子をお店で食べたい!」という風にお客さまに愛され、自分達のお店を2店舗も運営できていることを幸せに思いますね。
私は、パティシエにも色んな人がいて、色んなスタイルがあると思っています。そう考えるようになれたのは、学生時代に外部から様々な方が講師として指導に来られ、そこから「やり方は一つじゃない」ということを学べたから。学生の時は、超一流ホテルや超有名店のパティシエ、シェフから、お菓子づくりや食材のこと、プロとしての考え方などを教わりました。また、本当に多くのレシピを教えていただき、その中には貴重なレシピもあって、私にとって一生モノの時間だったと思います。この学生時代があったから、自分らしいやり方、自分の好きなお菓子づくりの道でやっていけているんだなと、学校や先生方には、今もすごく感謝しています。
あひる菓子店経営/カフェ総合マネジメントコース/2013年卒/大阪キャリナリー製菓調理専門学校卒業後、高級チョコレート専門店に就職し、製造・販売の経験を積んだ梅岡さん。その後、カフェで働く中でバリスタとしてのスキルも習得した。様々な経験を積む中で偶然、専門学校時代の同級生と再会し、意気投合。日々の業務の傍ら一緒に週末のイベントなどに移動式カフェを出店したことがきっかけとなり、2019年には実店舗の「あひる珈琲」をオープン。2022年には「あひる菓子店」をオープンした。