東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのレストラン「オチェーアノ」に勤務して、ブッフェで提供するブイヤベースやローストチキン、子羊のローストなどの調理を担当しています。仕事する上で大切にしているのは、ゲストが幸せな気持ちになれる料理を作るために手間を惜しまないということ。サービスを担当する方を介して伝えられる「とてもおいしかった」というゲストの言葉を聞くと嬉しくなるのはもちろんですが、同時に「よし!次はもっとおいしい料理を食べていただこう」という気持ちも湧いてきます。期待を超える料理を提供するためには自己研鑽が必要ですが、その努力が多くの方の笑顔に結びつくことに大きなやりがいを感じています。
祖父母と母が調理に関わる仕事をしていたため、小さな頃から料理に興味を持ち、家で食事を作ることもありました。しかし、YAMANOTEに入学して豊富な知識と卓越した技術を持つ先生方に教えていただいたことで「自分は何も知らなかったに等しい」と気づかされました。そして、調理法の多様さや絶妙な盛り付けなどを体験的に学びながら改めて料理の奥深さに惚れ込んでいきました。1年制の調理師科なのでカリキュラムの中身が濃く勉強は大変でしたが、その時間は「卒業料理創作展~山手祭~」銀賞受賞という形で報われました。また調理の現場で大事な衛生管理や食物アレルギーなどの知識を丁寧に教えていただいたことは今の職場でも役立っています。
進路を決める時に複数の選択肢があり迷うことがあるかもしれません。そんな時には、たとえハードルが高くても「自分の心が躍る方」に進むべきだと思います。その方が自分を成長させていくことができると考えるからです。また、目標に向かって突き進んでいくためには学ぶ環境も大切です。私は学校見学の際に感じたYAMANOTEの「居心地の良さ」に惹かれて入学しました。先生方や在校生の皆さんがとてもフランクで話しやすく、温かい学校だと感じましたし、入学後の授業・実習・イベントなどのすべてがその温かさに包まれていました。居心地の良さをどこに感じるかは人それぞれだと思いますが、自分の五感を使って最良の学習環境を選択してください。
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ 勤務/調理師科 卒/2021年卒/家族が料理に関わる仕事に就いていたため、小さな頃から「自分もいつかは調理師になるのだろうな」と漠然と考えていたKさん。機械関係に興味を持ち大学進学を考えた時期もあったが、家での食事作りやアルバイト先での経験を通して調理の楽しさを再発見してプロを目指すことを決意した。YAMANOTE入学当時から西洋料理を志していたが、在学中に日本料理や中国料理の基礎も学んだことで自分の技術の幅が広がったと感じている。将来は「アメリカで多様な料理に触れながら自分の料理と言えるものを作り上げていきたい」という夢を持っている。