医学の立場から、個人や集団の健康の維持・増進、疾病予防などを行う<衛生学>と、医学関連領域や社会学的領域から集団の健康の維持・増進、疾病予防などを行う<公衆衛生学・保健学>がある。
<衛生学>
●予防医学
集団検診や、生活習慣病を始めとする病気の予防について研究する。
●疫学
地域や職業、年齢など、特定の集団を対象に、罹りやすい病気について研究する。風土や職場環境、住環境など環境からアプローチする環境疫学と、遺伝的要因を考える分子遺伝疫学がある。
●食品衛生・中毒
食品衛生や食中毒、アルコール中毒やタバコ中毒、薬物中毒などについて研究する。
●地球環境
紫外線の増加や環境ホルモンなど、地球環境問題と疾病の関係について研究する。
●医学統計
罹患率や死亡率など、医学で用いる統計や解析手法について研究する。
<公衆衛生学・保健学>
●保健学
医学関連領域に社会学・心理学・福祉学などの要素を加え、病気の予防、健康の維持・増進のための知識を身につける。地域保健、母子保健、学校保健、成人保健など、対象ごとに研究領域がある。
●環境保健学
健康な生活を送るための生活・職場・地域等の環境について研究する。
●保健栄養学
栄養学をベースとした、健康の維持増進について研究する。
●衛生技術学・臨床検査技術学
衛生検査技師・臨床検査技師など、公衆衛生・保健学領域で働く技術者を養成する。
●その他、政策・行政等
人口問題や、国際保健、保健医療行政、病院管理や病院経営、医療情報等、健康に関わるさまざまな領域がある。