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建築士のキャリアパス

建築士のキャリアパス

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建築士を目指す人のなかには、「将来、自分の建築設計事務所を構えたい」という夢をもっている人も多いでしょう。そこで、独立に関する3つの疑問をまとめました。実際に独立した先輩にも話を聞いたので、キャリアパスの一つとして参考にしてみては。

独立するタイミングは?

人によってさまざまですが、建築設計事務所で働き始めて5~7年ほど、30歳前後を目安に独立する人も多いようです。
話を聞いた先輩は、
「大学院を卒業したあと、建築設計事務所に就職し、5年くらいたったときに建築をゼロから造るノウハウやスキルが身についたという実感があり、自分の力や責任で仕事をしたいと思うようになりました。そのときに担当している物件があったので、その物件が完成したら事務所を辞めて独立しようと決心しました」
と話してくれました。
建築は手掛けてから完成するまでに年単位の期間を要します。そのため、
「独立したい」
と思ってもすぐに事務所を辞めるわけではなく、担当している物件の完成を見届け、責任を果たしたタイミングで独立するケースが多いようです。
前提として、建築設計事務所を構えるためには建築士の資格を取得し、法律にのっとって登録手続きをする必要があります。まずは資格を取得するため、仕事と並行して勉強をしている人が多くいます。一級建築士の資格試験の合格率は10%前後とかなり厳しく、予備校に通う人もいます。
難関試験をクリアし、仕事への充実感や自信を得られるころに独立を具体的に考え始める人が多いようです。

独立準備は大変?

事務所を構えるとなると準備が大変そうですが、実際に独立した先輩のなかには、「パソコンとプリンターがあれば仕事ができるので、初期投資はそれほど必要ありませんでした」と言う人もいます。独立当初は自宅を事務所として使い、仕事が軌道に乗ってきたあと、自宅とは別の場所に事務所を構えるという人も多いようです。
スタッフを雇わず、まずは一人や数人で事務所を構える場合は、案外始めやすいといえるのかもしれません。
ただ、独立後の生活のための準備はしておくほうがいいでしょう。「独立してすぐに仕事が安定する保証はないので、万が一仕事がなくても生活していけるように1年分ほどの生活費は貯めてから独立しました」という声も聞かれました。

独立後、ちゃんと仕事を得られる?

「独立したい」という熱意はあっても、「安定して仕事を得られるか」ということは誰もが不安に思うでしょう。独立するとまさにゼロからのスタートとなるので、自分が営業活動をしたり、コンペに応募したりして仕事を獲得しなくてはいけません。
「事務所を構えたあと、これまでお世話になったクライアントや設計者など、あらゆるところへあいさつに行きました」
と話す先輩がいるように、人とのつながりが大切な仕事です。すぐにコンスタントに仕事を得る状態をつくることは難しいですが、一つひとつの仕事と誠実に向き合ってクライアントと信頼関係を築いたり、実績を積み重ねたりと、コツコツと努力をして次の仕事につなげていくことが必要不可欠です。
独立して仕事を得続けることは簡単なことではありません。でも、強い覚悟とチャレンジ精神で独立を決心し、「いい建築を造りたい」という熱い思いで仕事に向き合い、活躍している建築士が多くいます。

2025年9月更新

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