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理容師の楽しいことと大変なこと

理容師の楽しいことと大変なこと

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理容師の仕事をするうえで、楽しいことやうれしいことはどのようなことがあるでしょうか。また、反対に苦労したことや大変なことがあるとしたら、いったいどんなことなのでしょうか。理容師ならではの楽しみや幸せ、辛いことや困ったことについて聞いてみました。

いろいろな人に出会え、違う世界の話を聞くことが楽しい

ある理容師がこの職業に就いてよかったと思うのは、さまざまな職業の方からいろいろな話が聞けることだと言います。例えば、ある大企業の社長さんは、社長に就任した際のエピソードや社長ならではの悩みをユーモラスに話してくれたのだそう。勤務先の店舗がオフィス街にあるため、顧客名簿には重役クラスの名前が並ぶゆえのできごとですが、普通に暮らしていたら知り合うチャンスすらない方々とこうして出会えることはありがたく新鮮だと言います。しかも、まるで知らない世界の話を聞くことは、大変楽しいそうです。

さらに、お客さまは人生の先輩ばかりなので、自分の悩みを相談すると、それぞれに解決方法を教えてもらえるのだとか。おすすめの旅行先や、お気に入りの温泉、おいしい焼肉屋さん、さらには料理レシピまで、生きた情報が入ってくるのです。特に、男性は家電好きな方が多いせいか、家電についてのアドバイスを求めるとしっかり伝授してくれるので、個人的にはものすごく助かるし、うれしいと話してくれました。

仕事では、刈り上げのカットが好きだと言います。細かい技術が必要ですが、夢中でやっていると楽しくなるのだそう。シェービングのときに眉を整えるのも楽しい仕事の一つ。「髭は生やす人と生やさない人がいるので、男性の印象を変えられるのは眉毛しかありません。お客さまの顔の印象を変えてかっこよくできると達成感を覚えるそうです。また、指名してくれるお客さまが増えるのは自分が必要とされていることであり、「ありがとう」と言われるのは素直にうれしいと感じます。
 理容師には、何億円ものお金を動かすような大きなプロジェクトはありませんが、些細なよろこびや小さな幸せがたくさんあることを実感して毎日を過ごせます。特に、お客さまからの難しい要望にこたえられ、よろこんでもらえたときはやりがいを感じるそうです。

よかれと思ってやったことが必ずしも正解ではないこともある

体を使う仕事なので、それなりに悩みはあります。ある理容師の場合は手荒れが悩みで、スタッフには慢性の疲れや肩こり、腰痛を訴える人も多いそうです。
 技術を習得するまでの下積みの期間はそれなりにきついですし、しんどいことも多い仕事ですが、大変なことを乗り越えたら楽しいことが増えていくはずです。
 前髪の微妙な長さや髭のスタイルなど、お客さまの満足を得られずにクレームがあるときは落ち込むそうですが、同性のせいか、なんとなく気楽さはあるのだとか。そのほか、お待たせして怒られることや、お客さまによかれと思ってやったことが必ずしも正解じゃないこともあります。「少し毛先を切って」と言われた場合など、カットする髪の長さに対する認識の違いがあったり、似合う髭にしたつもりが違うと言われたり。経験を積んでからは少なくなりましたが、お客さまとのコミュニケーションがやはり一番大事だと感じるそうです。

取材協力先 山下祥央

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