薬の販売に必要な資格「登録販売者」が注目されている |
従来、薬を扱うことのできる資格は薬剤師のみでしたが、2009年に一般医薬品(2・3類)を扱うことのできる登録販売者の資格ができました。そのため薬のアドバイスや販売は登録販売者または薬剤師の資格がないとできないのです。高齢化に伴いさらに需要が高まるドラッグストア。コンビニや家電量販店など薬を販売する店舗も増えてきているため、これから登録販売者はますます必要になる資格なのです。 |
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ビタミン剤も、たくさん飲めば良いってことじゃない |
登録販売者の第一の仕事は、症状に合わせた薬を選び、説明して販売することですが、実はそれ以外にも大切なことがあります。それはお客さまのためになる健康情報などを提供することです。例えば、身体のためにと服用するビタミン剤。種類によっては、その摂取量などに注意が必要なのです。ビタミンB群やビタミンCなどは水溶性のため、たくさん摂っても蓄積せず体から出ていきますが、ビタミンAやビタミンDなどは脂溶性のため、摂り過ぎると体に蓄積し、過剰症を引き起こします。そのため登録販売者は、お客さまからしっかりとお話を伺い、健康状態はもちろん、現在飲まれているお薬やサプリメントなどの情報を把握したうえで、適切なビタミン剤のアドバイスを行っています。 |
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ドラッグストアが「地域の健康ステーション」になっていく |
病気は薬だけで治るのではなく、生活習慣(食事・運動・睡眠など)の改善が必要になるケースがほとんど。そこで、ドラッグストアも薬の販売だけでなく様々な対応をはじめています。いつまでも健康でいられるよう、セルフメディケーションに関する勉強会を開催したり、コミュニケーションの場を設けたり、気軽にみんなが集える地域の健康ステーションとしての役割が期待されています。 |
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