87年の歴史の中で、多くの先輩をホテル業界に送り出してきた東京YMCA国際ホテル専門学校。老舗ならではの強みは豊富な現場実習にあり!とのお話を検証すべく、在校生の足立さんに実習について聞いてみました。
夏休みのリゾートホテル実習・6ヶ月間のシティホテル実習ともに、行く前に「実習事前学習」というカリキュラムがありました。受け入れるホテル目線での講義を受けたり、2年生の先輩に、座談会というかたちで班ごとに分かれてお話を聞きます。実習にあたり、不安に思っていることなどを経験者に相談できたのは大きな安心感につながりましたね。
実習とはいえ、お客様にとっては私もホテルスタッフの一員です。実習では、お客様にホテルのことを質問されることも多くありました。その日できたことや反省点を日誌にまとめ、次の目標を設定して、それをクリアする日々は、ここでしか得られない成長の実感がありました。先輩スタッフからもたくさんアドバイスをいただき、ぎっしりと書き込んだ実習日誌は、就職活動の時の志望理由や自己PRを考えるのにとても役に立ちました。
実習ではハウスキーピングに配属され、快適にご宿泊いただくためのお部屋を作り上げる日々。そこで、チリひとつ見逃さない美的感覚が養われました。これは就職後も役立つと思います。リゾートホテルとシティホテルはお客様の目的や求められるサービスの違い、自分の適性について真剣に考える機会になりました。私の場合はシティホテルのサービスをもっと極めたい!との思いで、第一志望をホテルニューオータニに決めました。