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バーカウンターに立ち、お客さまの注文を受けて、カクテル、ウイスキー、ウォッカなどのお酒を提供します。なかでもバーテンダーの腕の見せどころといえるのが複数のお酒や果汁などを混ぜて作るカクテル。バーテンダーが格好良くシェーカーを振ってカクテルを作る姿はバーに行ったことがない高校生でも映画やドラマなどで目にしたことがあるはず。また、お客さまとの会話も大切な仕事です。お酒と会話の両面でお客さまに快適なひとときを提供するのがバーテンダーなのです。
カクテルを作り、提供する
カクテルとは複数の酒や果汁などをミックスして作るドリンクのことで、一般的にお店で提供されるものだけでも数百種類にのぼります。それぞれにレシピがあり、一定の経験を積んだバーテンダーは100~300種類のレシピを頭に入れているそうです。ただし、すべてをレシピどおりに作るわけではありません。お客さまの好みや体調、一杯めか二杯めかなどを考慮しながら、微妙に味を調整するのがプロのバーテンダーの仕事。また、既存のカクテルも自分ならではの味になるよう工夫したり、オリジナルカクテルを研究したりすることもあります。カクテルの作り方は、シェーカーを振って混ぜる「シェーク」が有名ですが、専用の器具を使って振らずに混ぜる「ステア」、直接グラスに注いで混ぜる「ビルド」といった方法もあります。バーテンダーは常にお客さまの目に入る位置にいるため、おいしく見せるためには、カクテルを作る所作も大切なポイント。カクテルだけでなく、ウイスキー、スピリッツ、ワイン、ビールなど、お酒全般を幅広く提供します。
お客さまとの会話
カウンター越しの心地よい会話でお客さまをもてなすのもバーテンダーの大切な仕事です。お客さまの仕事や趣味、人柄などをふまえてふさわしい話題を選ぶセンスに加え、幅広い話題に対応できる知識なども求められます。一流のバーテンダーほど会話上手ですが、時事的な話題を常に勉強していたり、お客さまとどんな会話をしたかをノートにメモしたりといった積み重ねがその陰にはあるそうです。カウンターには複数のお客さまが並んでいるので、一人のお客さまだけにかかり切りにならないよう配慮することも大切なポイント。会話を通してお客さまの好みや人柄、仕事などの情報を自然に引き出すことは、サービスの質を高めることにもつながっていきます。
フードメニューの仕込みや調理
バーにはフードメニューもあり、専門のキッチンスタッフがいないお店では、バーテンダーが仕込みや調理も担当します。
浅倉淳※2025年10月更新
バーテンダー。高校卒業後、飲食業に35年従事。世界最大規模の大会、WCC世界カクテルコンペティションで3位入賞。現在、店舗経営をしながら、一般社団法人日本バーテンダー協会の理事としてセミナー講師、協会運営、飲料メーカーの商品開発を行っている。
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